2015年04月13日

あなたはどのくらい刃を研いでいますか?

こんにちは、野口嘉則です。

今回は、
「刃を研がない木こりの悲劇」の話を紹介し、
さらに
「刃を研ぐとはどういうことか」についてお話しして、

その後で、
「自分磨き」のための学びの場「人間学実践塾」の
申込み締切りのお知らせもお伝えします。



では早速、話をはじめましょう。

現代はインスタント志向の時代と言われますね。

僕たち現代人は、
スピードと結果を求めすぎるあまり、
土台を積み上げていくプロセスをおろそかにして
しまいがちです(^^;

しかし、どのようなことであれ、
豊かな結果を永続的に手に入れるためには、
しっかりした土台づくりが欠かせません。



『7つの習慣』という本がありますね。

44ヵ国語に翻訳され、
全世界で3,000万部を超えて読まれている名著です。



この本の中で著者のコヴィー博士は、

「積極的な考え方(プラス思考)」
「人間関係のテクニック」
「成功するためのイメージのつくり方」
「自己PRの戦略」
などの方法だけでは、
真の成功や永続的な幸福を手に入れることはできない、

と述べています。



そして、コヴィー博士は、

原理原則を自らの「人格」に深く内面化させる以外に、
人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れる
方法はない、

と述べ、これを「人格主義」と呼んでいます。



豊かな結果を永続的に手に入れるためには、
土台となる「人格(人間性)」を養うことが不可欠だ、

とコヴィー博士は教えてくれているのです。



『7つの習慣』の中に出てくる「きこりの話」も
示唆に富んでいるので紹介しますね。


森の中で、一人のきこりが、
一本の木を倒そうとして、
5時間もノコギリをひいていました。

それでも木は倒れそうになく、
きこりはへとへとに疲れています。

ある人がきこりに、
「少し休んで、
そのノコギリの刃を研いだらどうですか?
そうすれば仕事がもっと進みますよ」
とアドバイスするのですが、

きこりは、
「刃を研いでいる暇なんてないさ。
切るだけで精いっぱいだ」
と答えます。



刃を研ぐ時間を作りさえすれば、
その後の作業が飛躍的に進むのに、

このきこりは
ノコギリをひく作業に忙しくて、
刃を研ぐ時間を作ろうとしないのです。

目の前の木を切ることを急ぐあまり、
かえって遠回りしてしまっているわけですね(^^;



ここでいう「刃を研ぐ」というのは、

「人格(人間性)を養うこと」
「自分磨きをすること」
「人間力を高めること」
のたとえです。



コヴィー博士は次のように述べています。

「つまるところ、
人生に立ち向かうために使える道具は
自分自身しかないのであり、
自分の業績はすべて、
この道具を活用してつくり出すものである」



自分自身を磨き、人間性を高めることこそが、
人生における豊かな収穫をもたらすのですね。

しかし現代人の多くは、
上記の話のきこりのように、

自らの人格(人間性)を磨くことには、
日々の時間をほとんど投資していなくて、

そのため目の前の問題解決や課題達成に向けた行動が
空回りしがちな傾向にあると思うのです。



奴隷解放の父、エイブラハム・リンカーンも、
次の言葉を残しています。

「木を切り倒すのに6時間もらえるなら、
私は最初の4時間を、
斧(おの)を研ぐことに費やしたい」

リンカーンは、自分を磨くことの大切さを
深く理解していたのですね。

だからこそ、奴隷解放宣言という偉業を成し遂げ、
歴史に名を残す大統領になったのだと思います。



おたがい「自分磨き」を楽しんでいきたいですね(^^



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どうかご了承ください m(_ _)m






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