2005年12月18日

雪の大平原をまっすぐ進む方法とは?

こんにちは、野口です。

今朝、目を覚まして2階のベランダから外を見たら、外は雪化粧でした。
なんか嬉しくなって写真を撮りました。
(その写真もお見せします(^_^)



さて、今日は「雪の大平原」の話をしてみたいと思います。

幸せな成功を実現するための大切なことを教えてくれる話です。

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A君、B君、C君の3人が、雪の積もった大平原を前にして、何か話を
しています。

雪の大平原には、まだ誰の足跡もついていません。



大平原の向こうには、1本の木が立っています。

3人が今立っている場所からその木まで、100メートルくらいあります。



A君が言いました。
「俺たち3人の中で、あの木まで一番まっすぐに進んでいけるのは誰だ
ろう?競わないか?」

B君とC君も同意しました。



そして、言い出しっぺのA君が最初にチャレンジしました。

「こんなのは、何も考えずに、あの木までまっしぐらに走るのが一番さ。」
そう言うとA君は、木に向かって全力疾走しました。



A君が木に到着すると、3人で小高い丘に上がって、A君の足跡を見てみ
ました。

するとA君の足跡は、微妙にカーブを描いていました。



それを見たB君は、こういいました。
「ただ、やみくもに走るからこうなるんだ。しっかりチェックすればよか
ったんだ。」

次にチャレンジしたB君は、一歩進んでは振り返って足跡をチェックし、
また一歩進んでは振り返ってチェックしました。



B君が木に到着すると、3人は丘の上から足跡を見ました。

すると、足跡はジグザグになっていて、直線には、ほど遠い状態でした。



最後にC君がチャレンジしました。

C君は前を向いて歩いていきました。



C君が木に到着すると、3人は丘に上がって足跡を見ました。

なんと、C君の足跡は、スタート地点から木までまっすぐな直線になって
いたのです。



どうしてC君だけがまっすぐに進めたのか?
A君もB君も不思議に思ってC君に聞きました。



するとC君はスタート地点に2人を連れていって言いました。

「このスタート地点から、あの木の方向を見てみろよ。
 あの木の向こうには山が見えるだろ。
 そして、あの木のてっぺんの頂点と、その向こうの山の“ある地点”が
 重なっているだろ。
 俺は、その2つが重なって見える状態をキープして歩いたんだ。」



つまりC君は、木を見ながらも、木の向こうにある山も重ねて見ながら
歩いたのです。



一応、図の写真も付けます。
クリックすると拡大できます。
(絵が上手でなくてごめんなさい(^_^;

雪の大平原









C君は、木と山が“ある点”(写真では赤いところ)で重なって見える状態
で進んだのです。



これを人生にたとえると、“木”に当たるのは“中目標・小目標”です。

これは、「目の前の目標」とも言えますね。
「今年一年の目標」とか「今月の目標」もこれに当たります。



木だけを見て走ったA君がカーブを描いたように、目の前の目標(中目標・
小目標)だけを追っかける人生は、かえって遠回りになってしまうことが
多いのです。

場合によっては、非常に大きなカーブを描いてしまう場合もあります。
大切なものを犠牲にしてしまうこともあります。



またB君のように、目標(木)に向かう時に、過去ばかりを振り返りなが
ら進むと、ジグザグな人生になってしまいます。



C君は、木(中目標・小目標)とともに山(大目標)を見ながら進んだ
のです。

これが、自己実現の道をまっすぐ歩いていく秘訣です。



ここで言う大目標とは、「自分の価値観」「人生のビジョン」「志」などを指し
ます。

私たちは、この価値観やビジョンを忘れて、ついつい目の前の目標ばかりに
振り回されることがあります。



今目指している目標を達成することが、自分の価値観に沿っているのか?

達成までのプロセスにおいて、自分の価値観に反する結果をもたらさない
だろうか?




これらを意識しながら前進していくことが大切です。



たとえば、「これさえ達成すれば儲かる」と目の前の目標に集中するのは
いいのですが、・・・

「そのプロセスにおいて、自分の価値観や志が満たされるかどうか」を
考えながら選択することが、とても大切だと思います。



この年末・年始、自分にとっての“山”は何かを再確認したいところですね。



<今朝の景色>

朝起きて、ベランダから見た景色です。
雪景色(ベランダ)









雪が積もったからといって、何かいいことがあるわけではないのです
が、なぜか雪が積もるとワクワクしてしまいます。

子どものころ身についた感覚かもしれません(^_^;



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この記事へのコメント

1. Posted by まのっち   2005年12月18日 23:38
驚きました!! シンクロです。
あるコーチ仲間が、私に対して抱いていた
本当の気持ちを今日、伝えてくれました。
彼女は私に、ただ気持ちを伝えるのが目的なのではなく、
「その先には、私たちがどんな風にいるのか」を意識しており、
その過程に、今日電話で直接話すという方法を選んでくれました。
その結果、思いがけない存在であることを
互いが分かり合ったのです。
私は、母を亡くした時に失ったと思っていた存在を手にしました。

もし彼女が今日電話する先をイメージしていなければ・・・
私達のこれからの未来はなかったかもしれない。
すごいことですね。

2. Posted by ながちゃん   2005年12月19日 00:01
寓話を通してのお話、
とっても解りやすいです。
勉強になります。
ぷっち!
3. Posted by ヨーコ(潜在意識を使って☆HAPPY-LIFE!)   2005年12月19日 02:54
こんばんは☆
「雪の大平原」のお話、とてもわかりやすい例えでした。
ひとつの目標に向かっているとき、その先にある大きな目標に沿っていれば
揺るぎない心でまっすぐ向かっていけますね!
いいお話をありがとうございます。

雪の写真、すごいですね!1日でこんなに積もってたんですか〜。
それだけキレイに積もったら感動しますよね!
私は大阪市内に住んでますので、ほとんど雪なんて見ることがないです。
昨日の夜中は、あまりにも寒かったので、ほんの少しだけ
ちらちらと降る雨に近い雪のようなものを見ましたが。。。
4. Posted by 石川聡   2005年12月19日 09:09
雪ですね。
広島で雪って珍しいですね。
山梨は山沿いは降っていますけど、盆地は降っていません。
今週は、雪が降りそうです。
ただ、滅茶苦茶寒いです。

ポチッと!
5. Posted by お礼状ブログ管理人・心月です。   2005年12月19日 09:56
野口さん、いつも私のブログへコメントありがとうございます。

実は、私も来月 本を出します。
野口さんはどちらの出版社から出されるのでしょうか?

お互いによい人間関係を作っていきたいですね。

どうぞ、今後とも宜しくお願いいたします。

皆様にたくさんのハッピーとラッキーがありますように(*^-^*)
6. Posted by bigpapaサンタ←期間限定!ブログにて公開中!!   2005年12月19日 10:38
今日もありがとうございます!

私も今年は新しい事業にチャレンジしましたのでカーブを描いたり
ジグザグになりながら歩いてきましたが、足固めができましたので、
来年は山に向かって次の目標にまっすぐ歩きたいと思っています。

神戸も昨日、夜中の間にほんの少し雪が降ってたようで、昨日の朝
車のボンネットが薄っすら白くなっていました。子供達と落書きを
して走り出したとたん飛んでいきました・・・

このブログに出会えた私は本当にツイている!
7. Posted by まじん   2005年12月19日 10:51
うーん。年末、年始は目標を見直す良い機会ですね。
8. Posted by 鈴木秀一郎   2005年12月20日 00:20
野口さん
いつも心に刺激を下さるブログを書いていただき有難うございます。
今日の目標設定のお話もとても懐かしく読ませていただきました。
野口さんからは本当にたくさんの事を教えていただいたんだなあ、と
あらためて振り返っております。
しかし広島の積雪!写真を拝見して、新潟市より多くて驚きました。
お互い、足下と健康に気をつけて元気に年末を過ごしましょう!
9. Posted by 野口嘉則   2005年12月20日 11:20
まのっちさん
シンクロだったんですね!
まさしく今日の記事の内容にピッタリくるお話ですね。ありがとうございます。

長岡さん
コメントありがとうございます。
解かりやすいと言っていただき、嬉しいです(^_^)

ヨーコさん
雪の写真、きれいでしょ。
私も大阪市内に10年住んでいましたが、たしかに大阪市は雪があまり降らないですよね。

石川さん
コメントありがとうございます。
山梨も寒そうですねー。
10. Posted by 野口嘉則   2005年12月20日 11:26
心月さん
コメントいただき嬉しいです。
心月さんも来月の出版なのですね、おめでとうございます!(私の本は日本実業出版社さんです)

bigpapaさん
今年はいろいろチャレンジされたんですね。
おたがい、山に向かって進みたいですね(^_^)

まじんさん
コメントありがとうございます。
年末・年始の機会を大事にしたいですね。

鈴木秀一郎さん
目標設定の話、懐かしかったでしょ。
15年前から言ってる話ですもんね。
11. Posted by lily   2005年12月20日 15:14
自分にとっての木、自分にとっての山。
年末の今、振り返り、新年に向かって見つめなおしてみる時なんですね。
ありがとうございました。
12. Posted by み〜ぶ〜   2007年04月14日 17:01
野口さん、こんにちは。
昔(といっても17,8年前)、瀬戸内寂聴さんにお会いしたくて、京都へ行った帰り、嵐山の駅がわからなくなって、たまたま近くにいた人に、道を尋ねたら、
「あの山の稜線の端と手前に見える家の屋根が重なっているあたりが駅ですよ」と、その方は、染物屋さんのご主人でしたが、教えてくださいました。
私は、道に迷うことなく駅に着くことができました。寂聴さんは、お留守でしたが、寂聴さんと同じ風景が見れたことと、この方の道案内に出会えてよかったと、今も、京都の思い出ベスト3に入ってます。
今日は、広島には、行ってませんが、野口さんの作品(絵と写真)を見つけて、少し野口さんが近くに感じられて、うれしいです☆ その方の作品に出会うと、作者に会った気がしてうれしくなります。
>子どものころ身についた感覚かもしれません
この感覚は、不思議な感覚ですよね。私もワクワクします(^o^)
13. Posted by aoiumiaruku-v.v   2007年07月20日 23:42
 ああ!そうですよね。
大目標までを貫いた意識を持って進めばいいのですよね。
「あ〜、ちゃんと木から目を離さずに進めばいいんでしょ。」
って早とちりした私が恥ずかしいです。(汗)
 いつでも自分の人生のビジョンを意識していれば、
家族でのトラブルなんて解消できると思いました。

 今日3歳の姪っ子に、色鉛筆の色を聞いていて、
その答えに目からウロコでした。
「ピンク。」は言えたけど、そのとなりにあった(肌色)・・・
なんて答えるかな・・・って思うやいなや・・・
「ピンクのおともだち♪」(^O^)/
なんというアタマの柔らかさ・・・おそれいりましたっ!
14. Posted by ちびンこ☆   2007年12月03日 03:21
5 今うちには19才…じゃなくてハタチになったいつのまにか本当の弟並みに縁の深まった♂のコがいますが(大阪に帰そうにもプーになったらいかんと所属に行かしたモデル事務所で何か強力プッシュが始まったみたいで…)、さっき
これ観てみ※
とこのページをくっつけて送りました☆
(わたしは夜中の散歩中)
ハートがキラキラのいい子なのですが、甘チャンなとこがあって今伝えたかったぴったりのだったのです
ありがとう…†
15. Posted by aoiumiaruku-v.v   2009年02月20日 02:15
5
大目標はなんだろう・・・
また考える機会になりました。

宇宙とか
光とか
おおきなものと繋がる生き方ができること
ですかね。

今までと
次元の違う世界にいきます。
16. Posted by アーナンダ   2011年08月03日 09:45
絵がうまいですね〜〜(笑)
私も絵が同じレベルぐらいかと思います。

文章はせっかちで
現状は
野口さんのように整った、系統立てた書き方ができないタイプです。

絵を見て
文章も
ちかずけるかな?

変な勇気が出て参りました。

いつもありがとうございます。
17. Posted by マーガレット   2011年09月25日 09:40
野口さん、おはようございます。
またまた、今の私にピッタリなお話です。
私の山、再確認してみます。
いつもありがとうございます☆
18. Posted by リリィ♪   2011年10月30日 21:01
野口さん、お写真ありがとうございます。
素敵ですね。
19. Posted by shige   2011年10月30日 22:41
大目標については、しっかり定めたいと常々思っているのですが、
先送りが続いております。

目の前の事にいっぱいいっぱいになりすぎなんですね。

先のビジョンを大切に、
年末まであと2カ月、これをいい機会にしっかり考えたいです。

ありがとうございます。

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