2013年11月
2013年11月21日
打たれ弱い、根気のない心理状態を脱するには?
現代の子どもや若者の顕著な傾向として、
多くの心理学者が次の2点を挙げています。
・打たれ弱い
・根気がない
(ものごとをやり遂げるまで継続することができない)
現代において、この2つの傾向は、
子どもや若者だけに限らず、
三十代から四十代くらいの人にも多くみられる傾向では
ないでしょうか。
ちなみに私も、三十代後半くらいまでは、
非常に打たれ弱く、また、根気のない人間でした(^^;
では、私たちは
どのようにすれば打たれ強い人間になれるのでしょうか?
どのように根気を養っていけばいいのでしょうか?
この問いに対する私なりの答えは、
私の著書『「これでいい」と心から思える生き方』の中で
述べたのですが、
このブログ記事では、
著書の中に書き切れなかったことも含めて、
補足的なお話もしたいと思います。
「これでいい」と心から思える生き方
まず、今の若者の現状を見てみましょう。
続きを読む
2013年11月11日
子どもの心理的自立を妨げているものは何か?家族関係の健全度は何によって測るか?
こんにちは、野口嘉則です。
今回は最初に、
日本社会に根強く存在する
「子どもの心理的な自立を妨げる要因」についてお話しし、
その後、家族関係の健全度を計る基準についても
少し触れてみたいと思います。
では、話を始めますね。
私たちが心理的・人格的に成長していくためには、
「挫折」や「失敗」や「思いどおりにならない状況」を
何度も経験することが不可欠です。
続きを読む
2013年11月10日
幸せな恋愛をするためには「孤独を楽しむ力」が必要
こんにちは、野口嘉則です。
今、孤独になってしまうことを怖れるあまり、
絶えず誰かとくっついているか、群れているかしないと
安心できない人が増えているようです。
この現象を心理学者の諸富祥彦さんは、
「ひとりじゃいられないシンドローム」と呼んでいます。
学校や職場で
一緒に食事をする相手(ランチメイト)がいないことを怖れたり、
一人で食事をする自分に劣等感や惨めさを感じてしまうことを
「ランチメイト症候群」といいますが、
これも「ひとりじゃいられないシンドローム」の一種ですね。
この「ひとりじゃいられないシンドローム」の影響で、
最近の若者たちの恋愛に二つの傾向があるそうです。
続きを読む