ファシリテーションと組織活性化
2005年03月01日
社員がワクワクして仕事をする仕組み!
3回かけて、ファシリテーションについてお話しましたね。
・意見の対立から創造的な解決策を生み出すファシリテーション
・「対立」から「解決策」を創造するファシリテーション(2)
・「6色ハット法」を会議やコーチングに応用するとどうなる?
ファシリテーションは、今日の記事のテーマでもある「社員がワクワクし
て仕事をする仕組み」を作る上でも、強力に役立つスキルです。
今後、「企業変革」の鍵を握るキーワードにもなってくると思います。
そして今日は、ファシリテーションについての基本を一から学べるブログ
の情報を紹介します。
誰が作っているブログだと思いますか?
それと今日は、2月に読んだ本の中でおすすめトップ1も発表します。続きを読む
2005年02月27日
「6色ハット法」を会議やコーチングに応用するとどうなる?
24日の記事以降は、ファシリテーションについてのお話をしています。
今日は、ある企業の役員会議の一場面から始まります。
会議の「目的とゴール」「進行の流れ」「ルール」を確認した後、ファシ
リテーター(F)が次のように進めていきました。
F「それでは皆さん、まずは黄色帽子(ハット)をかぶって下さい。今回
の新商品開発プロジェクトについて、プラス思考で肯定的な意見をド
ンドン出してください。」
(参加者から肯定的な意見がいろいろ出る)
F「皆さん、次は黒い帽子にかぶり替えて下さい。リスクや懸念や反対意
見をドンドン出してください。」
(参加者から否定的・批判的な意見がいろいろ出る)
続きを読む
今日は、ある企業の役員会議の一場面から始まります。
会議の「目的とゴール」「進行の流れ」「ルール」を確認した後、ファシ
リテーター(F)が次のように進めていきました。
F「それでは皆さん、まずは黄色帽子(ハット)をかぶって下さい。今回
の新商品開発プロジェクトについて、プラス思考で肯定的な意見をド
ンドン出してください。」
(参加者から肯定的な意見がいろいろ出る)
F「皆さん、次は黒い帽子にかぶり替えて下さい。リスクや懸念や反対意
見をドンドン出してください。」
(参加者から否定的・批判的な意見がいろいろ出る)
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2005年02月25日
「対立」から「解決策」を創造するファシリテーション(2)
意見が対立した時に、勝つか負けるかではなくて、双方が満足できる結論
を探す方法がある(=ウィン・ウィン)ことを、昨日紹介しましたね。
今日は、ウィン・ウィンの結論を出すためのプロセスを考えてみましょう。
ある新婚夫婦の会話の例で考えてみます。
休日の前日に、1台の自家用車をめぐって対立が生じています。
夫「明日は、僕は課長(上司)の新居に行くんだ。課長は家を建てたばか
りで、課のメンバーが全員招待されてるんだ。だから車を使うよ。」
妻「ちょっと待ってよ。私はデパートに行く予定なの。だから車は私が使
いたいの。」
夫「デパートなら電車でも行けるだろう。僕はお祝いに観葉植物を持って
行くから車がいいんだ。」
妻「私はいろいろ買い物する予定だから、帰りは荷物でいっぱいになるわ。
それ持って電車やバスにのるのはイヤよ。」
さて、ここからウィン・ウィンに持っていくためには、どうすればいいで
しょうか?
あなただったら、どうしますか?続きを読む
2005年02月24日
意見の対立から創造的な解決策を生み出すファシリテーション
両親と11歳の男の子、9歳の女の子の4人家族がいます。
今年の夏休みを楽しむために、今のうちに別荘を買おうということになり
ました。
そして、家族の間に意見の対立が起きました。
父と息子は山を歩くのが好きで、母と娘は海で泳ぐのが好きなのです。
別荘の場所を山にしたい父・息子組と海の近くにしたい母・娘組が対立を
始めたのです。
父・息子組は「なぜ山が楽しいのか」を語り、母・娘組は「海の素晴らし
さ」をアピールしました。続きを読む