2016年09月17日

【自己実現の7原則】 第2の原則、心の器を育む


おはようございます、野口嘉則です。

今回は、
「自己実現のための7つの原則」
のうち、

第2の原則についてお話しします。



第2の原則は、

「心の器を育む」

です。



この第2の原則について
理解していただくために、

まず、
自己受容についての話から
始めたいと思います。



自己受容とは、
自分をあるがままに受け容れること、


別の言い方をするなら、


自己受容とは、
自分という存在(being)を
受け容れることです。



ですが、

「あるがまま」とか
「存在」とか
「being」という言葉は、

何やら抽象的で、
わかりにくいですよね。



そこで、
もっと具体的な言い方をするなら、


自己受容とは、
自分の感情を受け容れて、
それをちゃんと感じることです。



自己受容を深めていくこと、
つまり、
自分の感情を受け容れて感じていくことは、

自己実現の土台づくりとしても
すごく大切です。



しかし、

自分の感情を受け容れて
ちゃんと感じる、

ということは、
簡単なことではありませんよね。



自分の感情を
ちゃんと自分で感じるためには、

自らの心の中に、
感情をしっかりと抱えるための
丈夫な「器」が必要です。



これが「心の器」です。

「心的容器」とも言います。



この「心の器」がしっかりしていないと、

僕たちは、
自分の感情に直面することができず、

無意識のうちに、さまざまな方法を使って
その感情をごまかしたり、
その感情を感じることを回避したりします。



ただし、それは、
自分の心を守るうえで
必要なことでもあります。

心の器が脆弱な状態のまま、
自分にとって感じるのがヘビーな感情に
無理に直面しようとすると、

心のバランスが崩れてしまいます。


ですので、僕たちは、

自らの「心の器」の丈夫さの度合いに応じて、

ヘビーな感情に直面することを
無意識のうちに回避し、
自分の心を守っているのです。



心を守る方法の一つに
アクティング・アウトというものがあります。

アクティング・アウトとは、
直面するのに耐えられない感情や
自分では抱えきれない感情を
無意識のうちに行動にして表すことです。



怒りを相手にぶつけるのも、
一種のアクティング・アウトです。

たとえば、
自分の意見に対して
妻から反対意見を言われ、
怒っている夫がいるとします。

そして妻に対して、
怒りをぶつけるように
「お前は頭が悪い。
何もわかっていない」
と怒鳴っているとしたら、

この夫は
アクティング・アウトをしていることに
なります。



怒りは第二感情と言われますね。

怒りの背後には、
本来の感情(第一感情)が
隠れています。

上記のケースでしたら、

夫は、
自分の意見に賛同してもらえなくて
「がっかり」したのかもしれませんし、

自分の意見に反論されて
「悲しかった」のかもしれません。

この場合、
「がっかり」や「悲しみ」が
本来の第一感情です。


多くの場合、
本人は第二感情としての怒りしか
自覚していませんが、

実際は、その背後に、
本来の第一感情があるのです。



しかし、これら本来の感情を
自分で抱えて感じるためには、
丈夫な「心の器」が必要です。



「心の器」が丈夫でない状態で
「がっかり」「悲しみ」などの感情に直面
するのはとてもキツいことです。

そこで、無意識のうちに、
怒りという第二感情にすり替えて、
それを相手にぶつけることにより、

「がっかり」や「悲しみ」などの
本来の感情への直面を
回避しているのです。



逆に、
「心の器」が丈夫になってきて、
自分の中の「がっかり」や「悲しみ」に
直面できるようになると、

それを怒りという第二感情にすり替えて、
相手にぶつける必要が
なくなってくるわけです。



ここで、話を
アクティング・アウトに戻しましょう。

アクティング・アウトとは、

直面するのに耐えられない感情や
自分では抱えきれない感情を
無意識のうちに行動にして表出すること、

でしたね。



「相手に怒りをぶつける」
の他にも、

アクティング・アウトには
いろいろあります。

たとえば、

「やけ食いをする」
「酔っぱらうまでアルコールを飲む」
「ギャンブル等にのめり込む」
「衝動的に浪費をする」
「仕事中毒になる」
「自傷行為(リストカット)をする」

などもアクティング・アウトです。



あとは、

「いじめをする」
とか、

子どもや高齢者に対して「虐待をする」
なども、

アクティング・アウトです。



以上、アクティング・アウトの例を
いろいろ挙げましたが、

これらの背後には、
直面するのに耐えられない感情や
抱えきれない感情があり、

それが行動となって出てくるのです。



「心の器」が丈夫なものではなく、

器に穴があいてたり、
フタがちゃんと閉まらなかったりすると、

その器の中で感情を扱うことができず、

感情が行動に姿を変えて
器から漏れ出てきます。

穴や半開きのフタから
中身(感情)が漏れ出るわけです。

これがアクティング・アウトです。



アクティング・アウトには、

自分の心を守るという面もあります。


自分の中で直面できない感情や
抱えきれない感情を、
行動によって表出することで、

その感情への直面を避け、
自分の心を守っているわけですね。



しかし、
あまり健康的な守り方とは
いえません。

相手を傷つけてしまったり、
自分の健康を害してしまったり、
自分の経済状態に大きなダメージを
与えたりするからです。



そこで、
「心の器」を丈夫にすることが
大切になってきます。

「心の器」が丈夫になると、

僕たちは、自分の中の

悲しみ、
不安、
孤独感、
がっかり、
残念、
劣等感、
無力感

などの感情を、
自分でちゃんと感じて味わい、
解放することができるようになります。

これが自己受容です。

そして、そうなると、
アクティング・アウトという方法に
依存しなくてもよくなります。



また、「心の器」が丈夫になると、
他者との間に境界線を引けるように
なります。



境界線が弱い人は、

たとえば友達から、
何かのイベントに誘われたとき、

気乗りしない場合でも、
なかなか断れません。


「これを断ったら、
友達はがっかりするだろう」
とか、

「これを断ったら、
友達は不機嫌になるだろう」
といった考えが頭によぎって、

断れなくなってしまうのです。



たしかに、誘いを断った場合、
相手ががっかりしたり、
不機嫌になったりする可能性は
ありますよね。

そして、
相手のがっかりする表情を見たり、
不機嫌な態度を見たときに、

こちらの心の中には、
「不安」や「罪悪感」などの感情が
湧き上がってくるわけですが、

その「不安」や「罪悪感」を
自分で抱えて感じる器がない場合、

それらの感情を回避するしかない
わけですね。


そして、多くの場合、
断らないことによって、

つまり、
誘いに対して「イエス」と言うことで、

「不安」や「罪悪感」を味わうことを
回避するわけです。



このやり方は、

「不安」や「罪悪感」を回避するという
意味では、
自分の心を守っているわけですが、

「誘われたことに対して気乗りしない」
という自分の気持ちを抑えて
他者に奉仕することになるので、

ストレスがたまります。

また、他者に振り回される人生に
なってしまいます。



「心の器」を丈夫にして、

自分の中の「不安」や「罪悪感」を
自分で抱えて感じきることができるように
なれば、

相手ががっかりすることや、
相手が不機嫌になることが、
それほど怖くなくなり、

必要に応じて
断ることができるようになります。



「心の器」を育んで丈夫なものにすれば、

他者との間に境界線を引くことが
できるようになり、

それが、
心の安全基地を強化することにもなり、

自己実現の土台づくりも
進んでいくのです。



最後に
ワークセッションの提案をするにあたり、

もうひと言だけ
お伝えしておきたいことがあります。



僕たちは、
心に余裕がないときほど、

アクティング・アウトをする頻度が
高くなります。


逆に、
心に十分な余裕があるときは、

自分の中の感情に直面する余力も
あるので、

アクティング・アウトをする頻度が
低くなるのです。



そのことをお伝えしたところで、
今回のワークセッションを提案したいと
思います。

今回の記事を読まれたあとで、
以下の問いのどれか(あるいは全部)
に対する答えを、

僕のフェイスブックページに
書き込んでみてください。

1.今回の記事を読んで何を感じたか?

2.自分はどんな条件を満たしているときに、
心に余裕ができるか?

3.心の余裕をつくるために何ができるか?


以上の問いのどれかに対する答えを、
以下の記事のコメント欄にご記入ください。
http://bit.ly/2cTyKyS

これが、今回のワークセッションです。



情報をインプットするだけでなく、
自分の内面にあるものをアウトプットする
ことで、

理解と気づきが深まり、
学んだことが定着します。

ぜひ、この機会に、
気軽にアウトプットする習慣を体得され、

学びをご自分のものにしていただきたい、
と思っています。


今回のワークセッションでは、

他の人の書き込みから、
心に余裕をつくり出すためのヒントが
見つかるかもしれませんね。

僕もあなたのコメントを
楽しみにしています。
http://bit.ly/2cTyKyS



次回は、
「自己実現のための7つの原則」
のうち、

第3の原則についてお話しします。

楽しみにしていてくださいね。





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この記事へのコメント

1. Posted by とっちん   2016年10月01日 03:11
5 1.今回の記事を読んで何を感じたか?

アクティング・アウト、自分にも思い当たります。
妻に怒りをぶつけてしまうときは、
「なんでわかってくれないんだ」というがっかり感。
パチンコにはまってしまっていたときは、
家でだらだらしてしまう自分に対する将来への不安感や自己嫌悪。
これら第一感情から逃れたかった、目をそらしたかった。
そういうことだったのかと思いました。

他にもまだまだありそうですが、本当に大事な感情は
思い出すのもいやだったりして、
それを受容するのが実は一番やっかいな気がします。
(分析しようとすると心がガードしてしまう)
時間かけて少しずつですかね。

2.自分はどんな条件を満たしているときに、
心に余裕ができるか?

時間に余裕があり、かつストレスから開放されている時でしょうか。
自分としては瞑想をしっかり毎日実践できているときや運動できているときが
心に余裕があります。
それは時間に余裕がないと出来ませんし、また瞑想や運動でストレスが軽くなります。
逆にやるべきことがたくさんあったり、せかせかしていると
心に余裕がなくなり、イライラしたり怒りっぽくなります。

3.心の余裕をつくるために何ができるか

やるべきことを詰め込みすぎないことでしょうか。
明日出来ることは明日に回して、その作った時間で
瞑想や運動をすることですね。

なるほど、そういうことですか(笑)
うまく整理できました。
ありがとうございました。
2. Posted by 野口嘉則   2016年10月01日 09:13
とっちんさん、コメントありがとうございます。
記事がご参考になったようで嬉しいです。
おたがい、無理をせず、時間をかけて少しずつ取り組んでいきたいですね。

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