2009年07月27日

人はなぜ天才的な智略家にあこがれるのか?


こんにちは、野口嘉則です。

「人はなぜ天才的な智略家にあこがれるのか?」 というテーマに
ついて、今日は考えてみたいと思います(^^


「天才的な智略家」 と聞いて、あなたは誰を思い浮かべますか?





『三国志演義』を読んだ方や、
映画『レッドクリフ』を観た方の中には、
すぐに諸葛孔明(しょかつこうめい)を思い浮かべた人も
いらっしゃるのではないでしょうか?



諸葛孔明といえば、やはり天才軍師というイメージですよね。

3日で 10万本の矢を集めるという離れ業をやってのけたり、
神のごとき智略を駆使して、強大な魏の曹操軍を翻弄したり、

天才的智略家としてのエピソードには事欠きません。



呉の周瑜が、孔明の存在に脅威を感じて、何度も孔明を
殺そうとするのですが、孔明はそれをすべて見抜きます。

また、赤壁の戦いの後も、
孔明と周瑜は荊州をめぐって智略を競いますが、
すべて孔明が勝ちます。




今、諸葛孔明は、三国志の登場人物の中で、
最も人気のあるキャラクターの一人となっています。

智略・戦略の天才としての孔明にあこがれる人が多いのです。



たしかに、孔明の見事なエピソードを知れば知るほど、

「孔明のように、ハイレベルな智略・戦略を駆使することによって、
自分の思い通りの結果を実現していきたい」
なんて思ってしまいますね(^^;



ですがここで、よく考えていただきたいのです。

私たちは、智略・戦略によって、思いどおりの人生を実現する
ことができるのでしょうか?
知恵を駆使することで、“真の幸せ”や“永続的な成功”を実現
することができるのでしょうか?




『7つの習慣』 の著者であるスティーブン・R・コヴィー博士は、
「力を発揮するための戦略、プラス思考などの思考方法、コミュニケ
ーションの手法などは、どれも応急処置的なものにすぎない。
永続的な幸福を実現するためには、人格を向上させるしかない」
とおっしゃっています。

また、東洋思想の大家である安岡正篤氏は、
「徳性こそが人間の本質的要素(根幹)であり、才能や技能は人間
の属性的要素(枝葉)である」
とおっしゃっています。



つまり、“真の幸せ”や“永続的な成功”を実現するための根本的に
して最も大切なことは、
智略や戦略ではなく、才能や技能やテクニックでもなく、
自分の内面(=人間性)を磨いていくことだということです。

これは決して、戦略や技能やテクニックが役に立たないということ
ではありません。
何を主として生きるかが重要だ、ということです。
人間性を高めていくことを主とし、人格という土台を築いていって
こそ、戦略や技能やテクニックも生きてくるということです。



「だけど孔明のように、智略によって思いどおりの結果を出した人も
いるではないか」 と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、

天才軍師としての孔明のエピソードのほとんどは、『三国志演義』と
いう小説の中に出てくるお話、つまり“作り話”なのです。

この記事の最初の方で紹介したエピソードも、『三国志演義』という
フィクションの中に出てくる話です。



「頭脳を使えば現実を完全にコントロールできる」
「知恵を使えば思いどおりの人生を実現することができる」
という考えは、やはり幻想ですね。

「どんな天才戦略家をもってしても、人生において、
頭脳や知恵によって勝利し続けることは不可能である」
ということは、人類の歴史が証明してくれています。



そして何よりも、
真に幸せな人生、安らぎある人生を実現しようと思うなら、
自分の内面の向上を、人生の中心に据える必要があるのです。





さて、ここで諸葛孔明という人の実像に、
少しだけ触れておきましょう。

彼は、2世紀の後半に生まれた人です。
日本でいえば、弥生時代の末期ですね。

『三国志』(正史)などの資料によると、
孔明は、決して天才的な智略家ではなかったようですが、
政治家として立派な人だったようです。

劉備玄徳が亡くなったあとも、後継者である劉禅を補佐して、
公平無私な政治を行なったようです。



『三国志演義』という小説は、14世紀に書かれたのですが、
その中で書かれたエピソードの方が有名になって、
[孔明=天才軍師] というイメージが定着したわけですね。

そのイメージが定着した背景には、
多くの人が、天才軍師としての諸葛孔明 像にあこがれた、
ということがあると思うのですが、

なぜ人は、
孔明のような智略家・戦略家にあこがれるのでしょうか?



一つには操作主義的な考えを持っているからだと思うのです。

操作主義というのは、
目の前の世界を、自分の思いどおりにコントロールしようと
する考え方です。




知恵や戦略によって、現実をコントロールし、思いどおりの結果
を達成することができるなら、こんなに楽なことはありませんね。

一方、人格や徳性・人間性を高めていくというのは、
そのための習慣を継続してこそ達成されることなので、
ずいぶんと時間がかかる話です。
つまり、すぐに成果が表れることではありません。

私たちはやはり、
楽な方、てっとり早い方に魅力を感じてしまうのかもしれません(^^;



そして、私たちが操作主義に傾いてしまう理由は、もう一つある
と思います。

それは怖れです。



どんな怖れかというと、

未来を予測できないことへの怖れ、
何が起きるかわからないという怖れ、
人生が予期せぬ方向に展開していくことへの怖れ、

つまり混沌としたものへの怖れです。



これらの怖れがあるため、人生の予期せぬプロセスが信頼できな
いわけです。

そこで、
「こういうやり方をすれば、必ずこうなる」
「このような方法によれば、こんな結果が出る」
といった“安定した構造やプロセス”を求めるようになり、

それを実現すべく、操作主義に傾くというわけです。



コヴィー博士は、『7つの習慣』の中で、
創造的な解決策は、混沌(カオス)の彼方にある」と語り、
次のようなことをおっしゃっています。

「そもそも創造的な活動には、予期できない要素がつきものである。
それは、試行錯誤の中で行うものだからだ。そうした曖昧さに耐え
得る力を持ち、内的な安定性と原則に対する誠実さを持っていなけ
れば、創造的な事業への参加は、極めて不愉快な気持ちと不安を
感じさせるものになる。なぜなら、内的な安定性を持っていない人は、
明確な構造や確実な結果を強く要求せずにはいられないからである」

「最も良い授業はカオスの寸前で行われる。相乗効果的な授業の中
では、教師も生徒もこれからどうなるのか全くわからない場面に、数
多く直面することになる」
(『7つの習慣』キングベアー出版より 抜粋)



また、老荘思想の中心概念に、“無為自然”というのがあります。

作為を手放し、自然の流れに任せて生きよう。ということです。
そうすれば、安らぎに満ちた幸せな人生が実現するというわけです。


『荘子』の中には、次のような寓話があります。
「混沌という名の帝がいた。人間には、目と耳と鼻と口の7つの穴
があるが、混沌にはそれがなかった。そこで、その7つの穴をあけ
てあげたら、混沌は死んでしまった」

混沌は混沌なるままにしておけばいいのに、
「目に見えること(=五感で認識できること)こそ大切」 と考える
人為的なさかしら(頭脳知)によって、
混沌はその命を失ってしまったというわけですね。




しかし、実際私たちは、
てっとり早く結果を出したいがために、
また、予測できないプロセスの中で生きるのを避けたいがために、
操作主義的な生き方に傾きがちです。

そして人間関係においては、
相手をコントロールしようとしますが、
実際は思いどおりにならないのでイライラしたりします。

また、人生は思いもしなかった方に展開することもありますが、
その流れに抵抗し、なんとしても思いどおりの展開にしようと固執
したりします。

操作主義に傾けば傾くほど、
安らげない人生になってしまうわけです。



今、私たちは、操作主義的な考え方をしていることに気づき、
それを見直す必要があるのではないでしょうか?




田坂広志さんの新刊 『目に見えない資本主義』 の中に、
今、操作主義が通用しなくなりつつある」 ということが書い
てありました。

この本の中に、
「これから、5つのパラダイム転換が起こる」 ということが書いて
あるのですが、

その中の1つが、
「操作主義経済から複雑系経済へのパラダイム転換」 なのです。



つまり、これからの社会は複雑系としての性質を強めていくので、
「操作し、管理し、コントロールする」 というやり方が、
ますます通用しなくなってくるのです。

なぜ、これから複雑系としての性質が強まってくるのか?
複雑系経済に処するには、どんな考え方をする必要があるか?

ということについては、田坂さんの本に詳しく書いてありますので、
そちらをお読みになっていただくのがよいと思います。



ここで一つだけ、私がお伝えしたいのは、

今こそ、
「世界を思いどおりに操作するなんてできないことだ」という覚悟
を持つ必要があるのではないか、ということです。

これは同時に、
世界に対して、社会に対して、市場に対しての謙虚さを取り戻す
ということだと思うのです。



この覚悟と謙虚さを持ったときに、

不確定・不確実・不安定なものの中に飛び込む勇気、
混沌の中に飛び込む勇気、が湧いてきて、

複雑性を増す社会の中で生きるという冒険を、存分に楽しめる
のではないでしょうか。




<オススメの本>

記事の中でも紹介しましたが、田坂広志さんの新刊です。

これから社会に起きてくる5つのパラダイム転換と、
それに処する考え方・生き方が、非常に明解に説いてあります。

これから「目に見えない価値」を重視する社会がやってくること、
日本の精神文化や日本型経営が復活してくること、など、
読んでいてすごくワクワクしてきました。

同時に、私自身の志についても、深く問い直すきっかけになりま
した。

目に見えない資本主義
目に見えない資本主義






procoach at 09:45│Comments(27)clip!

この記事へのコメント

1. Posted by じゅんこアーティスト   2009年07月27日 12:10
4 自分自身が行なっていることで、うまくいっていないと
感じることが多くあります。成果が出ていなかったり、
評価が低かったり。実際には自分が行なっていること
が、少なすぎるのかもしれません。

ある講演で、世界的デザイナー及びプロデューサーの
山本寛斎氏が「やれることはなんでもやる」と言われた
時、自分の小ささをつくづく感じました。勇気をもって
行動し、あとは

>作為を手放し、自然の流れに任せて生きよう。

そう言うことかもしれないな、と感じました。
気づきをありがとうございます。いつでも陰ながら応援
しています。
               じゅんこアーティスト
2. Posted by トトロ♪   2009年07月28日 21:56
わくチャレ中のトトロ♪です…

私は孔明の大ファンです。
レッドクリフで見た孔明はまさに私の理想であり憧れです。
あのような知恵や人柄が自分にも備わっていたらいいな〜〜とか思って映画を見たことを思い出します。

しかし、策略だけでは本当はダメなんですよね〜〜

先日「子供を愛しすぎてダメにする親」を購入して読みました。

私は大学に通う2人の子供の親ですが、この本を読んで私自身が親から操作・管理・コントロールされ育てられていた事、また私自身も知らず知らずに子供達を操作・管理・コントロールして育てているんだ〜〜

と深く気がつきました。

今気づいてよかったと思うとともに、操作・管理する事の恐ろしさを感じています。

その人(事柄)に内在する能力を信じつつ、操作しない中で、不確実な未来を受け入れる覚悟をもちつつ…

子育て以外の場面に於いても
「無為自然」で生きて行けたらいいな〜と思う私です。

今回のおすすめの本も読んでみる事にします。
どんな気づきが得られるか、とても楽しみです。

3. Posted by Sakura   2009年08月01日 11:43
5 はじめまして、こんにちは。
いつも楽しく拝見しております。

「内的な安定性を持っていない人は、
明確な構造や確実な結果を強く要求せずにはいられないからである」

この言葉に、ドキッとしました。
私にもそういうところがあるかも・・・自分で決められなくて、物事に正解や完璧さを求めている自分がいる・・そうではなくて、自分がまずどう感じたか、自分はどうしたいのかを考えることが大事なのだ..そのことをいつの間にか忘れてしまう自分がいました。
 ううむ、日々精進ですね!

それでは野口様、これからも素敵なブログを楽しみにしております。 
4. Posted by 丸山弘道   2009年08月01日 17:55
はじめまして。私は丸山弘道と申します。今回偶々このブログに辿り着き、拝見させていただきました。私はテニスコーチという職業柄、人を接するなかで、自分を成長させていく仕事に携わっており、この内容にとても同感し、更に感銘を受けました。テニス選手を育てるというよりも、テニスの楽しさを伝えることを指導の土台とした中で、選手を育成しております。その中で特に大切にしていることは、選手としてどうあるべきか?という前に、人としてどうあるべきなのか?ということを選手に伝えています。内面を磨いてこそ、個としての強さが現れ、自分に誇りを感じられるようになってくるのではないかと思います。これからも拝見させていただき、色々と勉強させていただきます。ありがとうございました。
5. Posted by フェルメール   2009年08月08日 07:06
5 松下幸之助さんの本だったか、

賢い人も愚かな人も、宇宙から見ればさほど変わりない。

というのを見つけ、安心したことがあります。

無理して賢く生きる必要も、賢くなろうとすることも、不要なんですね。

そして、同じ松下さんの『素直な心になるために』を読むと、知識よりも素直な心の方が遥か遠くまで見通せることがわかりました。

自分の干支が未(ひつじ)歳だからか、操作主義より放牧経営のほうが似合っているようです。

知識に偏りすぎると、陰陽の考え方から言うと、反動で頭が悪くなってしまう時期が必ず出てきます。

頭がいい先生にも習いましたが、今では素直な心が一番の宝物です。
6. Posted by NON   2009年08月09日 19:45
5 はじめまして、NONといいます。

野口さんの考え、言葉を参考にさせていただいております。


『真に幸せな人生、安らぎある人生を実現しようと思うなら、
自分の内面の向上を、人生の中心に据える必要があるのです。』

この言葉は私にとっては少しキツイ言葉でした。
わかっているつもりでしたが、改めて考えてみると決して人生の中心にはなっていないような気がしたのです。

今後は自分を客観的にみて、内面を改善できるようにしていこうと思いました。

私のブログでも幸せに近づいていけるような言葉や考えをまとめているので、ぜひ参考にさせていただきたいと思います。
早速リンクさせていただきました。

とても良い気付きをありがとうございました。
7. Posted by マーちゃん   2009年08月12日 09:49
5
初めてブログに返事いたします。
人は生まれた時から、その人の一生が決まっていると思います。極端に言えば、生まれる前からその人のストーリーは決まっていると思います。
まず、親も選べませんし、良く聞こえてくる会話には、
ゴルファーの石川亮ちゃんみたいな子供がほしいとい言う声が聞こえてきますが、親が違うでしょ?
子供達も親を変えたいはず。
何かまとまりがないですが、自分達努力ではどうにも成らないことが、沢山あります。
自分自身というより、良い時も悪い時も、自分自身ではどうにも成らないこと沢山あります。
災害も含めて、こんな事書いたら大分悟りが入ってる見たいですね。
人生長くいきているとさとりも入ってきます。
世界的不況、世の中を淘汰しているので、世の中の海を
だしているところ、膿をだしきったら、日本は世界一に
なります。
今の自分の位置をしっかり見つめて、人を羨まず自分らしさでいることとおもいます。
8. Posted by okabe   2009年08月12日 14:45
5 野口さんの文章をいつも楽しみにして、日々を過ごしています。
今、私はカウンセリングの勉強をしています。以前野口さんがご紹介なさっていたTTCの講座を受講しています。
一元にいきるというポリシーを知れば知るほど、周井を操作しようという行為は、確固たるゆるぎない自分の欠如からきていると実感しています。

ゆるぎない、世界で唯一の価値がある自分を忘れないでいたいと思います。

いつも本当にすばらしい意見をありがとうございます。
9. Posted by うさぎ   2009年08月14日 22:22
自分の心さえ昨日と今日は天と地さえ違ってしまい、コントロールを失ってしまいがちになり、時々、生きることがイヤになってしまいます。どうしたら、もっと楽に力を抜いて生きられるでしょうか。どうしたら、もっと人を気にせず、自分を大切に、自分とは違う人の存在を認めることができるでしょうか。けれど、仕事場はやはりどんなことを言っても結果主義で、小さなミスさえ誰がしたと責任の追及です。また仕事場では自分らしくあるがままに生きることなど、到底、できる場所ではないのが私の知る現実です。そして、その現実にぶち当たる度に私は心が壊れてしまいそうです。誰か教えてください。イヤなことを言って人をズタズタに傷つける人も、時に命さえ奪ってしまういじめをする人たちすらも寛大に許してあげるべきなのでしょうか。私は今とても苦しいです。
10. Posted by がん保険   2009年08月15日 16:35
「永続的な幸福を実現するためには、人格を向上させるしかない」ということには、同感ですね。人格を向上されるとオーラが強くなる。幸福が実現できる。
11. Posted by SARA   2009年08月16日 16:32
野口嘉則様。

欠かさずブログを読ませていただいており、
沢山の共感と教えを頂いてる次第です(_ _)

教えに順ずる考えと行動を持つように、
いつも心がけているつもりです。

しかし、「操作主義」がモノを言う世界も
まだまだ沢山あるのも事実です。

私は契約社員で銀行に勤めています。
「操作主義」「ランクじゃんけん」
「優越感を得るための行動」「人を見下す」
「いかに仕事をしないかという考え」・・・等が氾濫し、汚染し。。

頂いた教えさえ嘘のように思える時があります。
頑張れば頑張るほど、向上心を抱けば抱くほど、
勉強すればするほどに、ターゲットにされてしまい、
何を信じ、何を心の支えにしていいのか・・・。
自分の志や情熱までもが間違っているのか?と
思えてなりません。

これからもっと変化していく。とは言え、
日本企業の中で一番最後に変化する企業なのだと
思えます。

「保守的」ですから。。。

本当に、「操作主義ではうまくいかない」
そんな時代が来るのでしょうか・・・


12. Posted by luckymakiko   2009年08月19日 10:56
ご無沙汰しています。
いつもブログ更新ありがとうございます。
子どもをついついコントロールしてしまう自分との戦いの毎日です^^;
いつも最後に思うのですが・・神様にお任せするしかないですね。。
13. Posted by サカキ   2009年08月23日 23:53
4 戦略の天才……そうですね。西洋には古代の軍事的天才ハンニバルがいますね。

軍隊でアルプスを越え(人類史上初)、奇襲作戦や包囲戦術を用いて、最強のローマ軍に三度も圧勝。ローマの将軍スキピオとの戦いで敗れはしましたが、その後は政界に転じて民主的改革に取り組んだ政治家。しかし、最後は味方に追われローマに追われ、自殺。まるでマクベスのような悲劇の英雄ですね。
遠征初期からハンニバルに従った4000の兵士たちは、傭兵だったのに、金も払えない将軍に死ぬまで従ったそうですから、凄まじい魅力があったのでしょう。

『けっきょくのところ、天才的な武人や政治家などに憧れる私たちも、彼らの魅力に惹きつけられた兵士たちと同じなのでは』と私は思っています。
神がかった勝利と栄光、あるいは挫折。だいたい英雄とか偉人と呼ばれるような人々は、この3つに関してかなりの痛手を受けて味わっています。私たちはそれをカッコイイって思ったり、スゲーって思ったり、可哀想って思ったりしますよね。

私なりの結論として、『私たちは書物などを通して、他人行儀に英雄的な行いを見ているつもりが、実はその世界や時代の中に意識の段階でタイムスリップし、天才的な武人や政治家の姿を第三者として見るのではなく『自分もその将軍や指導者と一緒に戦っているんだ(あるいは彼らのためなら戦って死んでもいい)』と、気づかないうちに錯覚しているのではないか』ということです。
つまり、私たちは天才的な武人や政治家に憧れているのではなく、自分たちの立場を、兵士や民衆と同じ立場に錯覚しているだけなのではないか、と考えています。
どうでしょうか?
14. Posted by 結婚したい   2009年08月31日 10:30
5 人格を向上させるのが人生を良くする最上の方法なのですね。

私も色々な本を読んでいますが、7つの習慣は特に読み込みました。素晴らしい本だと思います。

ですが、現実には目の前の問題に反応的になってしまうことが多く、人格を高めることをおろそかになってしまいがちですね。私はそうでした。

このブログにくると、忘れていた大事なことを思い出させてくれます。

本当にありがとうございます!
15. Posted by ビジネスホテル探しの達人   2009年09月04日 06:44
4 こんにちは、

いつも見ていますが今回は、人格を向上させるのが

人生を良くするもっともいい方法だと思いました。

早速人格を向上する意識で行動しようと思います。
16. Posted by 歩世人   2009年09月05日 20:09
5 こんにちわ('-^*)野口さんの本や、DVDを見させてもらい、とってもとっても感動しました(o^-')僕は、27歳なんですが、去年、人生の心の師、なる人を見つけましたヽ(^^)岡本太郎さんです!太郎さんの生き様や作品並びに言葉など、衝撃が走り、趣味ですが、芸術に目覚めました(☆▽☆ )今年は野口さんです(@^O^@)深い人間学に、野口学、野口療法と勝手に解釈して、只今、毎晩本を読ませていただかせてもらってます(*^-^)ノありがとうございますm(_ _)mそれでは失礼します(〃▽〃)
17. Posted by 笈川義基   2009年09月08日 17:58
5 こんにちは。初めまして。

「人事マネジメントフォーラム(http://www.hrm-forum.com/)」の運営をしております笈川と申します。

こちらのサイトを拝見させていただいています。操作主義という考え方はどちらかというと西洋的思想であり、また、東洋中国思想にも潜んでいると思います。ただ、日本人だけがあるがままを受け入れるという心的態度を持っているのではないかと思いました。この点は、なおよく考えたいところです。

もしよろしければ、相互リンクをお願いできませんでしょうか?

私どものサイト「人事マネジメントフォーラム(http://www.hrm-forum.com/)」では、すでにトップページにて、リンクを貼らせていただいております。

人事は、今や経営戦略策定の重要な一部となっています。そのような自覚をもつ人事プロフェッショナルのみなさんが必要とする実用的でグローバルな基本的情報を提供します。戦略的に人事をとらえるときのヒントやピカッと光るビジネス情報が満載です。
人事プロフェッショナルの方々のための広場・フォーラムとして、その交流の場となるように、サイトを管理・運営しております。

今後とも末永くお付き合いいただけますと大変嬉しいです。

どうぞよろしくお願い致します。

人事マネジメントフォーラム
http://www.hrm-forum.com/
管理者 笈川義基
info@hrm-forum.com
18. Posted by ゆきひこ   2009年09月12日 12:27
ためになる情報を毎回、楽しみにさせていただいています。組織内のリーダーにしても人格の向上を目的として意識して生きている人と組織上の役職を生きている人に分かれるようです。
二つに一つの道を選ぶなら、人生の幸福源となる前者のありかたを求めたいと考えます。
19. Posted by 伊藤 嘉祐   2009年09月13日 05:37
5 もっと前から、このメルマガを読んでいたら。なんて思って読んでいましたが、今がまさにその(必要な)ときなんですね。
コヴィー博士の様な、頭のいい方でも、一度は息子さんの育て方を間違える。
7つの習慣のお陰で今、息子の育て方を間違えずに済んだな。と思ってます。1冊の本で、人の人生が変わる。すごいです。
人の最終ゴールの1つは不安と恐れの門番を消し去ることなのだと思います。

最後に振り返ると、あなたにもわかるはず
結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです
あなたと他の人の間であったことは一度もなかったのです
マザー・テレサ

この言葉を思い出しました。今日、友達から借りた 心眼力を読ませて頂きます。楽しみです。
20. Posted by あいこ   2009年09月19日 13:22
5 野口さんへ。

こんにちは、初めまして。

初めてコメント書きます。
「鏡の法則」読みました。
なんか、9割が泣くって聞いたことがあって
借りてみました。

私は絶対泣かない。って確信してたのに・・・
泣いてしまいました。

すごくすごく良かったです。
感動しました。

私は中3なのですが、いままでたくさんの、
許せない人がいました。

友達とか色々な人を信じてなかったなぁ・・・
と思いました。

本当にありがとうございます。

なんか楽になったような気がしました。
悩みとか色々あったけど、
楽になりました。

本当にありがとうございました!!

これから自分の考え方を見直して
人を許せるようになります。

感謝です。


21. Posted by たけひろ   2009年10月10日 10:23
こんにちは。

実はこの記事を読むのは5回目くらいでして、
毎回勉強になるなぁと思いながら読んでいたのですが、
今日は新しく腑に落ちた感じが得られました。

>「世界を思いどおりに操作するなんてできないことだ」>という覚悟
>「世界に対して、社会に対して、市場に対しての謙虚さ>を取り戻す」

これらの言葉がとても心に残っています。
操作主義をコントロールしようとすることも、
操作主義になるのですね。

自然の流れに沿いながら、
自分の役割を果たす、
そんな生き方をしていきたいです。

いつもありがとうございます。
22. Posted by カフカ   2010年04月11日 03:26
5 私にはめちゃくちゃ仲のよい友人がいました。
私はよく彼女を束縛しました。

その結果 愛想をつかされてしまいました。
当時は友達を裏切り者扱いしてきましたが、
私はいつの間にか友達を苦しめていたことが後からわかり、本当に申し訳ない気持ちになりました。
当時は友達が自分から離れてしまうことが怖かったのです。いつも自分の傍にいてほしい気持ちでいっぱいでした。
頭をフルに使ってしばらくは友人を上手くコントロールしてきましたが 結局友人は離れていきました。
私は所詮頭で上手くコントロールする方法を思い付いても 友人の心まではコントロールできないことが分かりました。
 
今思うと 私は恐ろしいことを友人にしてきたなぁと思います。自分がされたらかなり嫌です。
進学先で友人が出来ました。今度は自然体で 心で友人とお付き合いしたいです。
23. Posted by モウス   2010年11月03日 08:56
同感する考えが多いようですが、私の中では「世界を思いどおりに操作するなんてできないことだ」という考えを持つことがそれほど大切とは思いません。

確かに今の現代人の中にそういった考え「世の中を思い通りに生きて行こう」とする指向性はあるように思います。

しかし、思い通りならないのだから思い通りにしたいと思うのは当然で、その手段が何であれ、このように生きようとプランを組むことは悪くはないと思います。

とらえ方の違いと言ってしまえばそこまでですが、挑戦することが、「世の中に操作する考えを持たないこと」とイコールに見えるようなお話しだったので言及してみました。

多くの共感者様がおられるようなので、頑張ってください。
24. Posted by ぴー   2011年01月02日 16:24
5 話を、愉しく読ませてもらいました。
分かりやすくて、優しさを感じました。
勉強になりました。ありがとうです。
25. Posted by リリィ♪   2012年02月24日 20:34
自分の中の怖れを
怖がらずに
感じようと思います。
ありがとうございます。
26. Posted by shige   2012年02月25日 00:00
実は、三国志は横山光輝の漫画を全巻(60巻程)もってまして(笑)

21巻から登場する諸葛亮孔明は、僕も大好きでした。
様々な知略策略をもって仲間の信頼を勝ち取り、
国さえ持っていなかった劉備元徳を、三国の一つ「蜀」を持つまでに導いた
その手腕は、当時中学生だった僕の心を鷲づかみしました。

だからこんな操作主義の手放せない人間になってしまったのか(笑)

っていうのは冗談として、
僕が天才的な知略家にあこがれていたのは間違いありません。

マンガを読んだ時のあの感動はそのままに、操作主義はしっかり
手放していきたいですね。(そんなの反則ですかね 笑)


老子の言葉「無為自然」は、僕が勉強させてもらっているタオクラブでも
何度かでてきましたが、

「緊張感をもって、見守る」 と教えられました。

たとえて言うならば、よちよち歩きの赤ちゃんを見守るような
気持ちだそうです。
赤ちゃんに対して、あれこれ操作しようとはしませんし、
かといって放置はしません。

この操作を手放しつつも、かかわりは手放さないスタンスが
無為自然なんだと思います。

自分が到達できるのはいつの事やら・・・。


長文になってしまいました。
今日もありがとうございます。


27. Posted by ヤクザ志望   2012年07月16日 05:43
品性の悪いお金持ちだっていますよ。
幸福=お金とすればの話ですがね。
私はヤクザになろうと思っています。

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