2006年02月11日

ある高校の話


こんにちは、野口嘉則です。

今日の話は、盛岡市のある県立高校の話です。


その高校の3年生だったA君は、事情があって4ヵ月間学校を欠席し、
2月になって再び学校に行き始めました。
ちょうど今くらいの時期です。

しかし、出席日数不足のため卒業できず、留年することになっていま
した。
そこをなんとか卒業させてやりたいと考えた担任の先生が、卒業に必
要な独自のカリキュラムを組んで、特別授業を始めたのです。

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教師とA君の「1対1」の特別授業です。

授業は1日6時間で、2月20日から3月24日まで続けられました。
毎日、宿題もありました。



3月8日には卒業式があり、A君以外の3年生はみんな卒業していきま
したが、A君は、その後も学校に通いました。

そして、その特別授業のカリキュラムも3月24日の午前中で終わりま
した。



カリキュラムを終えたA君に、担任の先生は、こう言いました。
「おい、卒業式をやろう」

そして、体育館に連れて行かれて、入口に立った時に、A君は泣き出し
てしまい、歩くことができませんでした。



そこには60人の全校教職員が礼服で並んでおられ、拍手で迎えてくれ
たのです。

体育館の壁には紅白の幕が張ってありました。



A君一人のために、先生方すべてが出席され、8日に行なわれた卒業式
とまったく同じ式次第で進められました。

これは、この学校の校長先生が、日ごろから一人一人の生徒を尊重され
ていて、このA君にたいしても「立派に卒業させてやりたい」との思い
から、全教職員に声をかけられたことで実現したそうです。



A君にとって、生涯の思い出に残る卒業式になったことでしょう。

子どもは、自分の存在を大切にされて育つと、他人の存在を大切にでき
る大人になると言われます。
A君にとって、先生方から自分の卒業を祝ってもらった体験は、自分と
いう存在を尊重され大切にされた体験として、心に残ることと思います。



卒業式の時期が近づいて思い出したので、この話を紹介しました。



<関連記事>

素晴らしい教育者の方がたくさんおられますね。
次の記事でも、素晴らしい教育者をご紹介しています。

身をもって実行された校長先生の話

少年の心の支えになった担任の先生の話



<クイズの解答>

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この記事へのコメント

1. Posted by ゴールデンマネージャー   2006年02月11日 21:41
野口さんこんばんは。いつも感動的なお話ありがとうございます。子供は自分が認められるのが本当に嬉しいのですね。それと生徒のために一人だけの卒業式をしてあげた先生は本当に素晴らしい人ですね。
2. Posted by じゅんこアーティスト   2006年02月11日 22:32
この記事と関係ないこと書いていいですか?

今日は展覧会にとても多くの方がいらっしゃいました。
バレンタインアート展でご一緒している唐橋充(からはしみつる)さんの
ファンが沢山いらしていたのです。私の絵の前(のテーブルの所)で止まっ
ていた方もいるようでしたので、野口さんの本を見ていたのだと思います。
書店で本が平積みになれば買ってくれそうな人です。
(ちなみに、私の絵を見に来てくれた人はとても少なかったです。(+_+)…
At gallery&cafe「アーティストガーデン」)

悲しくて泣くのではなく、感動で泣きたいものです。(^_^)…
3. Posted by 画像チャンネル   2006年02月11日 23:33
こんばんは!

ワクチャレ挑戦中の画像チャンネルです。

自尊心を育てる教育、大切ですね。

「自分を愛するように隣人を愛しなさい」

好きな言葉です…
4. Posted by bigpapa   2006年02月12日 00:40
今日もありがとうございます!
サラリーマン先生が多くなってきたと言われる中、
とてもいいお話しを聞かせて頂きました。
担任の先生を始め、校長先生も他の先生方も素晴らしいですね。

それと、スカイプの情報ありがとうございました。
まだ、定員に余裕があれば大阪会場に行きたいと思っています。
後ほどメールしてみます。

野口先生とこのブログ読者の皆さんに出会えた私は本当にツイている!
5. Posted by ライフバランス   2006年02月12日 01:37
野口さん、今晩は、ライフバランス・菅村です。

『子どもは、自分の存在を大切にされて育つと、他人の存在を大切にでき
る大人になると言われます。』

『A君にとって、先生方から自分の卒業を祝ってもらった体験は、自分と
いう存在を尊重され大切にされた体験として、心に残ることと思います。』

学校だけでなく、家庭の教育においても共通していますね。

十分な愛情を受けていなかったり
信頼関係が出来ていない環境で
子供達が長い時間を過してしまうことは
とても不幸なことですね。

しかしながら、なかなか解決できない課題を抱えている方も
いることでしょう。

*野口さんのブログを読んでいる方にはいないかな。

相手の存在を認めることは親として教育者として最も重要なことですね。

きっと、A君は周りの人を大切に出来る人間に成長したことでしょう。

今日もありがとうございました。


6. Posted by アナタの深層心理を刺激する ぱぱ☆きんぐ   2006年02月12日 01:37
野口さん、こんばんは!

>子どもは、自分の存在を大切にされて育つと、
>他人の存在を大切にできる大人になると言われます。

本当にそう思います!
息子は4歳になりますが、沢山愛情を注いでいます!

子供は受けた愛情を、相手に返せるようになる!
そう信じて子育てパパとして頑張ります!

本日もいいお話ありがとうございました。
応援クリック!
7. Posted by おいち   2006年02月12日 01:52
私の仕事は居酒屋の経営ですが、教職員の方々もよくお見えになります。
すべての教職員の方々にこのプログを読んで頂きたいと心から思います。
私も及ばずながらこのプログのご紹介をしていこうと思います。
本当にありがとうございます。
心がきれいになっていくのが感じられます。野口先生にプログで出会ってからというもの、すべての人々が愛おしく感じられ生きていることを実感できます。これからも学ばせていただきます。
感謝をこめて・・・
8. Posted by kotoba   2006年02月12日 13:21
野口さん
こんにちは。この卒業式がどれほどA君の一生に重要な
意味をもたらすことでしょうか!!素晴らしい。
感動しました。
9. Posted by miwa   2006年02月12日 14:28
野口さんいつもありがとうございます。

今日の話も感動してしまいました!
相手の存在を認めて、今自分にできる事をする事で生涯忘れられない事になるのだなと思いました。

私もそんな実践者になっていきたいと思います。

いつもありがとうございます。感謝してます。
10. Posted by Michi   2006年02月12日 15:06
OH!
またまた泣いてしまいました。
いい先生たちだ。A君は幸せ者ですね。
11. Posted by 加藤ユミコ   2006年02月12日 20:34
野口さん、こんにちは。

1人1人を尊重する

素晴らしいことですね。

もう一度言葉として流すのではなく実感として
受け止めたいと思います。

NLPをやってきたので、この言葉の意味が本
当に心に沁みます。

私にとってとてもタイムリーな記事でした。

ありがとうございます。
12. Posted by 美雪   2006年02月12日 23:33
こんばんは。
なんて素敵な話しなんでしょう・・(::)
また泣いてしまいました。
彼はこれからの人生、自分を愛し人を思いきり信じ、
愛するでしょうね。すばらしいですね。
今日もありがとうございます!
13. Posted by じゅんこアーティスト   2006年02月13日 00:28
野口さん、私のコメントの続き書いていいですか?

日曜日の夕方に画廊へ行きました。すいていました。女性オーナーと打ち
合わせをしている男性がいました。なんと唐橋充さんでした。始めてお会
いしました。私のノートにサインしてもらいました。野口さんにサインし
てもらったページもお見せしましたよ。私は(友人の為に用意していた)
ギフト包装の野口さんの本をプレゼントしました。
「唐橋さんの知り合いに、この本買ってもらうように言ってね。今2万部
売れていて、3万部のベストセラーをめざしてるんです」とまるで、彼の
友人のごとくお願いしました。唐橋さんは、軽い感じの楽しい方でしたの
で、快くひきうけてくれました。私テレビ見ないので、彼の活躍は知りま
せんが、ハンサムくんです。(^_^)…

唐橋さん、宣伝よろしくねー。
14. Posted by りき   2006年02月13日 00:50
野口コーチ!
いつも心暖まるお話をありがとうございます。
日常生活の中で、ちょっと疲れたり、逃げ出したくなったりという気持ちのときこのブログを開くと元気になれます。
人はみな、優しい心をもっているんですね、
みんなが、そのやさしい気持ちを素直に伝えられるような環境があればいいのに・・・微力ながらも私は、やさしい気持ちを伝えていこうと思います。
15. Posted by Hikari   2006年02月13日 06:26
野口さん、こんにちは。
 今日のお話しのような事例は、
盛岡まで飛ばずとも、日本全国どこにでもある話しです。
場所が体育館であれ、校長室であれ、
1対1の授業(追加指導、追認指導と呼ばれますね)が終わると、
たくさんの先生や友人と当人と、保護者とが一緒になって、
感動的な卒業式になります。

 一人一人を尊重して考える時、
その年、多少遅れても
その時期に卒業式をするのがもっともよいと思われる場合もあれば、
例え不足している時間数は同じでも、
来年もう一年かけてやり直したほうがいいと思われるケースもあります。

 この記事を読まれる方が、ここの追加指導に感動するのではなく、
ひとりひとりを尊重する姿勢に感動されるとうれしいなと思いました。
16. Posted by 玲治   2006年02月13日 10:31
初めまして。
農家の本棚運営者の玲治です。

良さそうなブログですね。
またお邪魔します。

ポチッとランキング応援しときました。
これからも宜しくお願いします。
17. Posted by りょうすけ   2006年02月13日 14:54
はじめまして。

先日、出版された本を購入しました。
とても読みやすく買った直後から一気に読んでしまいました。

読むというよりも書くといった本でしたがとても為になりました。

ただもっともっといろんな内容もしりたいなと思います。
ブログを見るよりも本を読むことのほうが慣れているため、これからももっとたくさんの面白い本をだしてください。

期待しています♪
18. Posted by たぁ坊。   2006年02月13日 22:20
今日、とても素晴らしい校長先生に出会いました。
こんな姿勢で生徒さんと向かい合ってるんだ!うれしいなぁ。と思ってたら
今日のこのお話。
シンクロしてるなぁ。と思いました。
PS.近所にある宮脇書店と、荒木書店に野口さんの本が置いてありませんでした。「この本、売れると思うよ!アマゾンでも何日間かトップだったよ!(そんなことも知らないの?って感じで」置いてあるかどうかまた確認しますね。
今日もありがとうございます。
こんばんは、こーじです。
素晴らしいお話ですね。
卒業式は思い出に残るものですが、
特別な物になったでしょうね(^^
応援して帰ります、ポチっ♪
20. Posted by chieko   2006年02月13日 23:10
こんばんは野口先生☆
今日もまた感動をありがとうございます!
人の喜びを自分の喜びとして受け止め
人に感動を与える・・・。
素晴らしい事ですよね!
いつも楽しみにしております☆
21. Posted by 週末起業サラリーマン   2006年02月14日 15:43
A君がうらやましいです。私はずーと満たされたことはなかった。挑戦しなかったからだと思います。これからはどんどん挑戦して、おもいっきり満たされたいと思います。
22. Posted by sastuki   2006年02月14日 16:32
いつもありがとうございます。

わくチャレ、挑戦中です!

実践課題を決めて、実践する!

実践する。。。

これ、大事ですよね。

がんばります♪
23. Posted by マルガリータ高校教師   2006年02月17日 19:41
あわただしい放課後が終わり、生徒もいなくなり、他の先生方も皆帰られてから、野口さんのブログを読むのが、一日の締めくくりです。いつも、心にしみるお話をありがとうございます。
初めて、書き込みをします。私も高校の教師です。ついこの間も会議で、一年生から関ってきた生徒が三年生になり、出席日数が足りずに、卒業できるかどうかというようなことがありました。親身になって関ってきた心温かい教師が何人もいたおかげで無事卒業を認められました。
 
24. Posted by イプログダイレクトの店長   2006年02月20日 23:22
ありがとうございました。魂の躍動を感じました。
25. Posted by みらい   2006年03月09日 10:44
はじめまして。
楽天日記のusigaeruさんのサイトからやってきました。
とても心に染みるお話、ありがとうございました。
とてもよい話だったので、私の日記でご紹介させていただきました。
これからも拝見したいと思います。
26. Posted by aoiumiaruku-v.v   2007年07月30日 23:07
こころがあったかくなるお話、
ありがとうございます。
(生涯の思い出になる)どころか
(人生を左右する)出来事だったのではないでしょうか。

先生たちは、さまざまな制約に縛られて、現場ではなかなかちからを発揮できないとも聞きます。
ただ、やはり人は人のぬくもりで育つんだろうと思いました。
子どもたちとにっこり笑いあうとき、
(なんだかこころがつながっている)
ような気分になります。
ひとりひとりを、理由なく愛せるおとなになりたいですね。
27. Posted by あゆ   2008年11月06日 22:18
どんな仕事をしていても、この先生たちのように思いやりのある行動をしいきたいですね〜。
28. Posted by aoiumiaruku-v.v   2009年03月16日 01:42
5
自分という存在を大切にされた経験・・・
私にはどんなことがあったろうって考えました。
そしてすぐに
私は大切な人を本当に大切にしてきただろうかって考えました。
日々の小さな言葉のやりとりや
目の色、態度、雰囲気を反省しました。
(甘え)(プライド)
相手には脱いで欲しいものが
自分は脱げないって身勝手ですね。
でも必ず変わります。
今日はとてもいいお話をありがとうございます。
29. Posted by shige   2011年11月22日 23:56
読んでいて、熱い思いの込み上げる素晴らしいお話でした。

人の存在を大切にすることが、どれだけ重要でまた、素敵なことであるかを
教えて頂きました。

ありがとうございます。

30. Posted by リリィ♪   2011年11月23日 08:55
卒業の歌はどうしたのかしらと
気になりました。
全先生とA君で歌ったのかしら・・・
とにかく、素晴らしいお話ですね。
ありがとうございます。
31. Posted by マーガレット   2012年07月10日 21:22
野口さん、こんばんは。
今日も感動をありがとうございます☆
野口さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
まるで「1対1」の特別授業のように、
ずっと、野口さんの言葉たちにサポートしていただきながら、
伴走していただいている気分です。
ほんとうにありがとうございます☆

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