2005年05月03日

最高のぜいたくとは何か?

前回の記事「自己実現を推進し、豊かさを引き寄せるものとは?」からの
続きです。

自己実現をする上で強力にプラスになる想念として、「与える心」について
お話しましたね。


さて今日は、「与える心」を養っていく上で、とても大切なことを話します。


それは、「与えることを楽しむ」ということです。
これは、「与える心」を養うファーストステップです。


といっても、本来、与えることは楽しいことなので、「楽しむぞ!」などと
リキむ必要はありません。

与えることが楽しめないという方は、次の3つのポイントを実践してみて
下さい。
また、楽しんでる方も、次の3つのポイントを実践して、「与える心」をパ
ワーアップして下さい。


(1)自己受容の訓練をする
    自分自身を受け入れていないと、人に与える余裕がないので、与
    えることを楽しめません。
    自己受容の訓練をして、自分の存在に対して承認をたくさん与え
    て下さい。まずは、自分に与えるのです。
    自分自身が潤うほど、他人に与える余裕ができます。
    (自己受容については、1月27日の記事を参照ください)

(2)楽しめる与え方を見つける
    自分を犠牲にしたり、自分が我慢したりしながら与えると、楽し
    めませんし、長続きしません。
    まずは、自分にとって楽しめる与え方を見つけましょう。
    私の場合、自分にとって楽しい与え方の一つが、役に立った本や
    ブログやメルマガのことを人に教えることです。
    あなたの場合は、どんな与え方が楽しいですか?

(3)与えること自体を純粋に楽しむ
    これは、「見返り(take)を期待しない」ということです。
    「相手が自分に感謝をしてくれること」や「相手からの見返り」
    を期待すると、期待がはずれた時に不満が起きます。
    「見返り」ではなく、「与えること」そのものを楽しむのです。
    相手が喜んでいる姿を見ること自体を楽しむのです。
    相手の役に立ったこと自体を楽しむのです。


以上、3つのポイントをおたがい実践しながら、与えることの楽しさを存
分に味わっていきたいですね。


さてここで、有名なお話を一つ紹介します。


ずいぶん昔のことですが、アメリカのある病院の病室に7人の患者が入っ
ておりました。
彼らは、死の宣告を受けた結核患者たちで、自力では歩けない末期症状の
者たちばかりでした。
(当時、結核といえば死に至る病だったのです)

その病室は細長い形の病室で、横の壁の一番奥の方に、小さな窓がありま
した。
そして、一番奥の窓際のベッドからのみ、その窓の外が見えるのでした。

窓際のベッドに寝ていたのは、ジミーという男でした。
ジミーは毎日、窓から見える外の光景を、他の患者たちに語って聞かせる
のでした。

「おーい、みんな、今日は公園のチューリップの花が咲き始めたぞ。チョ
ウチョウも飛んでるよ。」
「おーい、みんな、今日は子ども達が遠足だよ。みんな楽しそうだなー。
あっ、手をつないでる子もいるよ。かわいいなあ。」

死を待つばかりの患者たちにとって、ジミーが教えてくれる外の様子だけ
が、唯一の楽しみでした。

そんな中、一人だけ心がすさん男がいました。
入口から2番目のベッドに寝ているトムという男です。
「ジミーのやつ、いつも外の景色を独り占めしやがって。」

ある朝、みんなが目覚めてみると、窓際に寝ていたはずのジミーがいませ
ん。
夜中のうちに、ジミーは亡くなったのです。

トムは「しめた」とばかりにほくそ笑み、「俺を窓際のベッドに移してくれ」
と看護師たちに頼みました。
しかし、看護師たちが顔を曇らせて、頼みを聞いてくれないので、トムは
声を荒げて怒鳴りました。

そこで、看護師たちは、仕方なくトムを窓際に移すことにしました。
移してもらう間、トムはこう思いました。
「これで、外の景色を独り占めできる!俺は、お人好しのジミーのように、
みんなに話してなんか聞かせないぞ。」


そして、窓際のベッドに移され、窓の外に目をやった瞬間、トムは愕然と
しました。


窓の外に見えたのは、公園でもチューリップでもなく、隣のビルの灰色の
コンクリートの壁だったのです。


トムは一瞬にして、すべてを理解したのです。
「そうだったのか!ジミーは、俺たちの心を励ますために、この灰色の壁
を見ながら、外の世界を想像して語ってくれてたんだ。」


その日からトムは、ジミーに負けないくらい想像力を働かせて、外の光景
をみんなに語り続けたのでした。



さて、このお話に登場するジミーは、幸せな生き方をしていたと思いませ
んか?
「与える心」を持っていたために、結核という病を患いながらも、人の役
に立つ喜びと満足感を味わえていたのではないかと思います。

そして、ジミーの「与える心」は、心がすさんでいたトムにまで伝染しま
した。

トムは、窓の外の景色を語り始めた日から、幸せになったのではないでし
ょうか。


私たちは、人の役に立ったり、人を喜ばせることで、自分自身が満たされ
る、という性質をもっています。

「与えることは、最高のぜいたく」なのです。


この「与える」については、次回に続きます。


<質問>
「あなたは、これまでの人生で、誰から何を与えてもらいましたか?」


このブログを、よりたくさんの人に見ていただきたいと思っています。
  今日もひと押しお願いします!(↓)
            ★人気blogランキング
  ただ今のランキング順位は?(↑)
  いつも応援ありがとうございます!      野口


トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 与える楽しみ受け取る幸せ  [ Win-Win〜あなたも幸せ。私も幸せ。〜 ]   2005年05月03日 23:55
 野口さんに刺激されて、自分の経験から導き出した「与えること」と「受け取ること」とブログタイトルの由来について、熱く語ってみました。ブログはHikariにとってステキな与える場であり、受け取る場にもなっています。皆様に感謝です!
2. 僕のブログの強力なアドバイザーの方々  [ 24歳ビジネスマンの起業→会長への軌跡(セミリタイヤ!!) ]   2005年05月04日 01:32
人気ブログランキングで上位に! ブログを始めることによって、自分の思考がより明確になり、その明確さが僕を動かさしめています。 そして、ブログを始めることによって、同じ価値観を持つ人とのつながりは爆発的・不可逆的に広がっています。 今日は、5月2日に
3. 運命の女神に好かれた人  [ 運命の女神に好かれる法則 ]   2005年05月04日 20:14
  「運命の女神に好かれる法則」の渡部です。無料メールマガジン「運命の女神に好かれる法則」                     を発行して2ヶ月が過ぎました。ご購読ありがとうございます。「運命の女神」に好かれて強運・幸運の持ち主になるため

この記事へのコメント

1. Posted by M-Roko   2005年05月03日 23:39
本当に毎回いいお話をありがとうございます。
私はジミーのようなことができるだろうかと考えてしまいました。
でも、おっしゃるとおり人に喜んでもらえたりお役に立てたりするのはとても嬉しいことですよね。
私も、与えることを楽しみに出来るような人生を送りたいと思います。
2. Posted by alchemist   2005年05月04日 00:31
野口さん。

ありがとうございます。
感動しました。 
本当に、毎回素晴らしいお話をありがとうございます。

小学校や中学校の時に”道徳”や”ゆとり”といった科目がありました。
必要なのは、円周率を3.14から3にすることではなく、野口さんの書くような話を子供達に聞かせることではないでしょうか?

本当にありがとうございます。
3. Posted by 24歳ビジネスマン   2005年05月04日 01:32
「与えることを楽しむことの重要性」が最近身にしみて分かってきた気がします。

体系化して説明していただいているので、すごく整理された気がします。

毎回、レベルの高い文章、参考になります。
4. Posted by みしゃりん   2005年05月04日 07:51
野口さん、欠かさずお邪魔しています。
いままで私、「野口さんはコーチングの大先輩、私は駆け出し」とばかり、野口さんから何かを受け取ることばかりを考えていました。
ですが、こうしてコメントを書くことをはじめとして「私も、野口さんに何かを受け取っていただく」。つまり、ついて行くのではなく、ともに行く!そんな自分でいたいと思うようになりました。
それが、リンクまで貼っていただいた私の「楽しむべきミッション」なのです♪わぁい☆

あ、でも気をつけてくださいね、たまにゴミも出ますので(^^)受け取るか否かは任意です〜!
5. Posted by かんかん   2005年05月04日 08:44
こんにちはー。
気づきブログのかんかんです。

こちらこそブログにコメントありがとうございます。

ただいま、GW中なのですが、
今日も仕事です。
ちょっと仕事前でブログ読み切れていないのですが、
とりあえず、ブログのコメントに対するお礼まで。

ありがとうございました。

また、夜、来ます。

6. Posted by とおさん(Supporter藤井)   2005年05月04日 09:35
ヨシさん
いつもいつも余すところのない情報提供、本当に感謝です。
「与えること」の大切さは、独立して苦労してきて初めて
分ってきました。。
最近、実感しています。
世界中の皆が「与えること」を大切にしたら、どんなに
平和で、愉快で、幸せな世界になることでしょうっ!
by とおさん
7. Posted by 渡部   2005年05月04日 11:19
コメントありがとうございます。

ブログをはじめて、まだ1週間たっていません。
最初はぜんぜんわからなかったのですが、少しずつわかってきました。

これからも宜しくお願いいたします。

私の仕事は夜が遅いので、休日のウォーキングは、リフレッシュに最高です。

ジミーの話を読んで、なんだか胸が熱くなりました。

自分はまだまだ修行が足りない。
自分が与えたことに対する代償を相手に求める心があります。
自分の心に無理をかけないで、ジミーのような心持になりたいです。



8. Posted by 「個人ブランドプロデューサー」 比嘉晃司   2005年05月04日 11:57
野口さん、こんにちは
コメントありがとうございました。
素晴らしい話ですね。実は最近、私は自分が人に与えられるものを考えております。
起業家の多くは成功してから人に与えていこう、と考える方が多いですが、今回のように、今自分にできることを少しでも人に与えることを、成功する前から習慣付けていくこと。その大切さを人に伝えていきたいと思いました。
9. Posted by 野口嘉則   2005年05月04日 21:22
M−Rokoさん
コメントありがとうございます。
重病の身であんなことができるジミーって、すごいですよね。

alchemistさん
コメント嬉しいです。
たしかに、学校で子ども達がいい話をたくさん聞いて、人生について考える時間があるといいですね。

24歳ビジネスマンさん
自分としては、思いつくままに書いているのですが、体系化されて伝わっているとしたら嬉しいです。
ブログを書く励みになります。
10. Posted by 野口嘉則   2005年05月04日 21:30
みしゃりんさん
毎日読んでもらってるんですね、ありがとうございます。
私もみしゃりんさんから、いろいろ受け取ってます(感謝!)

かんかんさん
ゴールデンウイークのさなか、お仕事頑張っておられますね。
かんかんさんのブログも楽しみにしています。

とおさん(藤井さん)
独立して頑張られてきた中で、与えることの大切さを実感されたんですね。
機会があったら、そのあたりの話もうかがいたいです。
11. Posted by 野口嘉則   2005年05月04日 21:33
渡部さん
ジミーの話に感じていただけて嬉しいです。
ブログ、頑張ってください。

比嘉さん
今できることから始めて、人に与えていく!
この考えに私も同感です。
今後もよろしくお願いします。
12. Posted by 葭矢   2005年05月05日 13:59
野口さん

最近野口さんのブログに感動させられて、いつもお邪魔しています。
昨日は、仕事でだまされてめちゃくちゃ凹んでいたのですが、野口さんのブログを読んでいて、元気が出てきました。私から何を与える事が出来るかわかりませんが、身近からはじめてみようと思います。
本当にありがとうございました。
与える事が大嫌いな人だらけのシンガポールからでした。
13. Posted by 山口美和   2005年05月06日 09:05
野口さんへ
私の叔父は癌で他界しました。
生前、くも膜下で倒れた奥さんに「ひとりで生きること」を与えました。
自分が生きられないことは既に知っていたのです。
痛み止めを飲みながら、奥さんに与え続けました。
今は、障害は残っていますが、自立した生活を送っています。
彼が私の叔父であることに誇りを持っています。
そして、私も「与え続ける人でありたい」と思います。
14. Posted by 野口嘉則   2005年05月06日 20:43
葭矢さん
シンガポールで読んでくださってるんですね。
私のブログがお役に立っているとしたら、とても嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。

山口さん
素晴らしい叔父さまだったんですね。
機会があったら、詳しくお話を伺ってみたいものです。
ありがとうございます。
15. Posted by 西木 裕司   2005年06月16日 15:41
コメントにもありましたが、先ずは無理をせず、

自分のできる「与える」を実践していきます!

このブログに出会えた私は本当にツイている!
16. Posted by aki@成功図書館   2005年10月12日 12:20
僕も、西木さんと同じように
できることから始めようと思います。

いきなりジミーのようにはできそうもないので(-_-;)
17. Posted by ツイてる   2006年07月30日 06:50
与えることが本当の心の豊かさであることを再認識させて
頂き、どうもありがとうございました。

わたしも
笑顔やいい言葉、ちょっとした気遣いなど
できる事から、人に与える習慣をつけて、
もっともっと心の豊かな人になりたいと思います。
がんばります。
18. Posted by み〜ぶ〜   2007年03月15日 13:21
野口さん、こんにちは。
ジミーさんもトムさんも素晴らしいですね。
トムさんのように、死の宣告を受けながらも、『与える心』に気づき、前向きに行動できるやわらかい心になりたいです。
野口さんは、二年後(2007年1月)の記事の中で与える心について
【人の幸せそうな笑顔を見て、自分も嬉しくなることってありますよね。
あれです(^_^)】とお話してくださってます。さらに、わかりやすいです。いつも、たくさんの幸せをありがとうございます☆
19. Posted by aoiumiaruku-v.v   2007年03月16日 14:23
(その日からトムは、ジミーに負けないくらい想像力を働かせて・・・・)
なんだかとてもあったかい気持ちになれました。

わくチャレをはじめてから、与えることが楽しくなってたようです。
いつのまにか、相手の感謝を期待することなく、
財布の中味を計算することなく、
与えられるようになっていたように感じます。

こころに余裕が出てきたのかもしれません。
そうだったらうれしいな。
そういえば、与えられることも多くなっているような!!!!
自分が変わったから、周りも変わってきた??
ホント?? そうみたいw!!
本命のコトも好転してくるかな。 楽しみだな・・・w
20. Posted by みぱ   2007年06月24日 09:18
すこしづつ与える心ができてきたかな?
と思っているのですが、
人に対して何かできたとき、喜んでもらえたとき、
そのときは満足感が与えられるのですが、
すぐに足りない気持ちや不安がやってきます。
私はまだまだですね。

ジミーさんのように自分の環境でできることを
精一杯やることを、もっと見つけていきます。
21. Posted by aoiumiaruku-v.v   2008年03月05日 23:48
5
何度も読んだし、ポットキャストでも聞いたのに、
また涙が出てきました。
「与えることは最高の贅沢」
前よりちょっと深くわかったように感じます。
意識の深いところが、喜んでいるのですね。
22. Posted by マーガレット   2008年09月05日 17:18
野口さんへ
ありがとうございます☆
3つのポイントを、ふん、ふん、と頷きながら読みました。
やっと、「自己受容」と向き合っている気がします。
相手の心の邪魔にならないように、パワーアップしていきます。
質問の答えですが、
野口さんにたくさんの喜びを与えていただいています。
とってもうれしいです(*^_^*)
ほんとうにありがとうございます☆
23. Posted by shige   2011年05月08日 08:25
与えることは最高のぜいたくなんですね。
どんどん贅沢したいですね(笑)

3つのポイントはとても勉強になりました。

自己受容は、復習コースでは今月のテーマです。
いま、自分なりに取組んでいます。
そして、楽しめる与え方をみつけて、与えることを楽しむ!

実践したいと思います。

いきなり与えるといっても、僕は全然ピンとこなかったので、
楽しめる与え方を見つけるというは、とても良いアドバイスに
なりました。ありがとうございます。

楽しく探してみたいと思います。


  
24. Posted by リリィ♪   2011年05月09日 18:08
与えることを楽しむ・・・

誕生日の贈り物を
相手が喜ぶはずだと思うものを贈り、
相手がそれほど喜んでいないと知ってもなお、
「与えることを、楽しんでいるの」と言い切れるか?
・・・う〜ん。
葛藤は魂の成長ですね・・・
ありがとうございます。
25. Posted by yumimin   2011年12月06日 16:56
私もリリィ♪さんのコメントに共感したので
お初ですが書き込みさせていただきます。

私もそういうとき、
相手がそれほど喜んでいないと知ったら
余計なことしちゃったかな…
なんて悲しくなってしまったり

もしその感情を無視できたとしても

「与えることを、楽しんでいるの」

って思うのは独りよがりの自己満な気がしちゃって…

私は「喜んでもらいたい」という気持ちがあるから
ひとに与えたいと思うので
(↑これはエゴというのはわかりますが)
どうすれば、
ただ、与えることを楽しむ ができるのか知りたいです。

今、自分の価値が見えなくなっていて
ネガティブな発言をしていることお許しください。
26. Posted by 気功整体士:津原   2012年10月07日 15:50
<質問>
「あなたは、これまでの人生で、誰から何を与えてもらいましたか?」

親から命。
小林正観さんから生き方。
伊東聖鎬さんから生きる指針。

です。

いつもありがとうございます。
27. Posted by hide   2013年06月19日 07:10
こんにちは。

与える事の素晴らしさを認識できました。

これまでの人生では、全ての関わる方から何等かの事を
与えてもらっているのに気づきました。

まずはその事に感謝して、「与える」を楽しみたいです。

ありがとうございました。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔