2005年01月

2005年01月31日

相手の心理的バリアーを取り除く「聞き方のスキル」とは?(2)


昨日は、カルロス・ゴーン氏の口ぐせを紹介しましたが、今日発売された
「日経ビジネス(2005.1.31号、日経BP社)」は、日産自動車の特集でし
た。

日本の産業史に残る奇蹟の復活を遂げた日産自動車。
その立役者カルロス・ゴーン氏は、インタビューの中で、コーチングの重
要性を次のように語っています。

「自分がキャリアアップしてきた過程で、教育の意義、特にコーチングの
重要性を深く認識するようになりました。」
「成功している企業や高い水準の競争力を持つ企業は、教育やコーチング
を重視しています。裏返せば、社員が学ぶ仕組みを持つ企業こそが強いの
です。」
「教育やコミュニケーションというのは、この炎を燃やし続ける燃料のよ
うなものです。」(以上、ゴーン氏談)

さて、ゴーンさんの話はこのあたりにして、昨日の続きの話に入ります。続きを読む

2005年01月30日

相手の心理的バリアーを取り除く「聞き方のスキル」とは?(1)

かつて松下電器産業では、社長を選ぶに当たって、序列で言えば上から25
番目のヒラの取締役、山下俊彦氏を大抜擢したことがあります。
指名した松下幸之助氏は、理由を問われたときに、「山下は人の話をよく
聞く男やから」と答えました。

また、三洋電機創業者の井植歳男氏の口ぐせは、「私は白紙だ。なんでも
言ってくれ、聞かせてくれ」というものでした。
井植氏は誰に対しても真剣に聴き入るので、彼のところへは情報がよく入
ってきたそうです。

カルロス・ゴーン氏の「君のアイディアを聞かせてくれ」という口ぐせも
有名です。

山下氏や井植氏、ゴーン氏に限らず、名経営者や優秀なマネジャーに、聞
き上手が多いのは事実です。

聞くことの大切さは、多くのビジネスパーソンが自覚しています。
しかし、「どのような聞き方が、成果につながる効果的な聞き方なのか?
を、多くの方はご存知ないのです。

今日は、相手との間にある「心理的なバリアー」を取り除き、相手に安心
感を持って話してもらうための方法をお伝えします。続きを読む

2005年01月29日

なぜ、コーチングを導入する組織が増えているのか?種明かし!

ここ数年、大企業から中小企業まで、「社員のモチベーション向上法」お
よび「自立型の人材育成法」としてコーチングを導入する企業が増え続け
ています。

今日は、「なぜ今コーチングなのか?」について熱く(?)語りたいと思
います。

最初に、どんな背景でコーチングが注目されるようになってきたのか、そ
の背景から整理してみましょう。


1)外発的モチベーションの効力低下

人を外部から動機づけしていく方法を外発的モチベーションと言います。
別の表現をすると「アメとムチ」がこれにあたります。
例えば、「業績を上げれば昇進・昇給する」「仕事でミスをしたらペナル
ティーがある、叱責される」などの仕組みです。

もちろん、企業において、この外発的モチベーションは必要です。
そして、経済が右肩上がりの時代は、「頑張って昇進したい」「豊かにな
っておいしいものを食べたい」という欲求を持つ人が多かったため、外発
的モチベーションがその欲求を刺激し、よく機能しました。

しかし、・・・続きを読む

2005年01月28日

人間関係で成功する鍵は何か?そのシンプルな法則とは?(2)

昨日からの続きで、自己受容と人間関係のお話です。

昨日、ご著書を紹介しました田中信生氏が次のようなお話をされていまし
た。

(以下、田中氏のお話)
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ある女性の方から次のような相談をされました。

女性「私には子どもが3人おります。3人とも女の子です。長女と次女は
   比較的のびのびと育てることができているのですが、三女に対して
   は、なぜか口やかましくなってしまうのです。三女の言動には、腹
   が立ってしまうことが多く、後で反省するのですが、その場では、
   きつく当たってしまいます。それで三女は自信をなくしてしまって、
   不登校になってしまったのです。どうすれば、三女のことを受け入
   れることができるようになるでしょうか?」続きを読む

2005年01月27日

人間関係で成功する鍵は何か?そのシンプルな法則とは?(1)


個人のクライアントさんに対するコーチングの中で、「人間関係」をテー
マにすることがあります。

クライアントさんが目標を達成するために、障害となっている人間関係を
改善する必要があるケースもあります。
また、クライアントさんが、人間関係の問題にエネルギーを消耗してしま
って、目標達成に向けての行動に充分な集中力を発揮できていないケース
もあります。
また、信頼できる友人からのサポートのおかげで、目標達成が加速される
ケースもあります。


人間関係は、目標達成をしていく上でも、とても重要なテーマと言えます。
そこで、今日は「人間関係」について考えてみたいと思います。

あなたは、様々な人間関係の中で生きていると思いますが、その中で最も
重要なベースとなる人間関係は、誰との人間関係だと思いますか?

人それぞれ、重要な、土台となる人間関係があると思います。
配偶者との関係、親との関係、子どもとの関係、友人との関係、・・・。
そして、これら以上に土台となる人間関係があるとしたら、誰との関係だ
と思いますか?続きを読む

2005年01月26日

成功したい人が一番に身につける必要があるものは?(5)

昨日からの続きです。
このタイトル、5日目になりますが、今日でしめくくろうと思います。

(まずは、ザッとおさらいします)
成功者に共通する「ものの見方・考え方」の中で、最も基本的で重要なの
は「主体的な見方・考え方」である、ということでしたね。

「主体的な生き方」とは、変えることができないもの(=他人と過去)にこ
だわるのではなく、「自分が望む状態に向けて、自分ができることに焦点
を当てていく生き方」でした。

言い換えると、他人に依存しない「自立した生き方」ということができま
す。
人は、心理的に自立すると、相手の立場に立って相手を理解することがで
きます。続きを読む

2005年01月25日

成功したい人が一番に身につける必要があるものは?(4)

昨日からの続きです。

20世紀の初頭、ドイツでハンスという馬が大評判になりました。
算数ができるというのです。

ハンスの飼い主であるオステン氏が「3足す5は?」と聞くと、前足を8
回打ち鳴らし、「9引く6は?」と聞くと、3回鳴らしました。
簡単な掛け算や割り算もできました。

オステン氏のトリックであろうと考えた人々が、オステン氏のいないとこ
ろでハンスに質問したところ、やはり正解を答えました。

さて、本当にハンスは算数ができたのでしょうか?続きを読む

2005年01月24日

成功したい人が一番に身につける必要があるものは?(3)

昨日からの続きです。

心理学で「自立する」「大人になる」とは、「相手には相手の考え方や事
情がある。相手は、私の思い通りになる存在ではない。おたがいの違いを
受け入れあっていこう。」という心理状態になることでしたね。

つまり「相手の立場に立つ」ことができる状態です。

あるお医者さんが講演をした時の話です。
その方は、子宮ガンの権威であり、講演テーマも「子宮ガンとその発見」
だったそうです。

聴衆はほとんどが女性です。
その方は、スライド映像などを見せながら、
「スライドをご覧下さい。このように、子宮ガンは子宮の入口にできるこ
とが多いのです。」と説明しました。

講演が終わって、控え室に一人の女性がやってきたそうです。
続きを読む

2005年01月23日

成功したい人が一番に身につける必要があるものは?(2)

昨日からの続きです。
今日は、人が主体的になるのを阻むものについて考えてみたいと思います。

主体的な生き方の対極として「被害者的な(受け身な)生き方」がありま
す。

主体的な生き方が心理的な「自立」状態だとすると、被害者的な生き方は
心理的な「依存」状態であると言えます。

相手に「依存」しているので、相手が自分の思い通りにならないと、相手
に腹が立ったり、相手への不満が湧いてきます。
そして相手を変えようとします。

もちろん相手は、自分の思い通りに変わってくれません。
そして、「相手が・・・してくれない」「相手のせいで、私は・・・」と、
自分を被害者に仕立ててしまうのです。

心理学では、この依存(=甘え)のことを母子一体感と言います。続きを読む

2005年01月22日

成功したい人が一番に身につける必要があるものは?(1)


成功者の多くが、口をそろえて「成功の鍵を握るのは『ものの見方・考え
方』だ」と言っています。

では、成功するための、最も重要な基盤となる「ものの見方・考え方」と
はどんなものでしょうか?

その答えは「主体的な見方・考え方」であると、多くの成功者が語ってい
ます。

名著「7つの習慣」の中でも、「『主体性の発揮』こそが、成功するため
の最も重要な第1の習慣である」と語られています。

さて、あなたにとって「主体的」という言葉はどんな意味の言葉ですか?
「主体的な人」とは、どんな人を指しますか?続きを読む

2005年01月20日

セルフイメージぎりぎりの大目標を達成するための第一歩とは?


「目標に向けての行動を失速させてしまうものは何か?」を考えながら、
「夢」といえるような大目標を目指す時の秘訣をご紹介します。

まずは「奇跡を起こすダンスの秘密」の話を紹介します。

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南米はアマゾンのある地区に住んでいる先住民族には、代々「雨乞いダン
ス」が伝承されている。

雨季には大量の雨が降るこの地域でも、乾季となると水不足に悩まされる
ことは珍しくない。
いよいよ水不足が深刻化してくると、その民族の長は、若い男達に「雨乞
いダンス」を踊るよう指示するのだ。

噂では、その若い男達が「雨乞いダンス」を踊ると必ず雨が降るというの
だ。
日本の科学者、本間海奈は、その実態を調査するためにアマゾンの現地に
赴いた。

そして、調査した結果、驚愕の事実が明らかになった。
彼らがダンスを踊ると本当に雨が降るのだ!例外なく必ず降るのだ!

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さて、この奇跡が起こる理由は何だと思いますか?
続きを読む

2005年01月19日

成功するためには自分を客観視!その方法は?

成功者の多くは読書家です。
また、成功者の多くは、「座右の書」を何冊も挙げます。

「愚人は自分の経験からのみ学び、賢人は他人の経験からも学ぶ」という
言葉があります。
1冊の本には著者の経験が詰まっていて、それを読むことで、著者が人生
の経験の中から得た「知恵のエッセンス」を学べます。

この情報が氾濫する社会の中で、インプットの量が少ないと、偏った情報
に振り回される可能性があります。
逆に、充分な情報量をインプットすることで、情報が偏らず、客観的な視
点を保つことができます。

著書「営業マンは断ることを学びなさい」で有名な石原明さんのHPに、お
もしろい記事が掲載されていました。続きを読む

2005年01月18日

なぜ相手の話を聞けないのか?(2)・・・コーチング的聴き方

昨日は、登場人物3人からなる単純な物語を読んでいただき、「この中で
誰が一番悪いか?」というのを考えていただきました。

そして、その答えが人によって違うということから、「人は皆、違う」
いうお話をしました。
人それぞれ、考え方や価値観や判断基準が違うわけです。

さて、このことと、「話を聞けない」ということは、どんな関係があるの
でしょうか?

まず、あなたが相手の話を聞けない時はどんな時か?を考えてみて下さい。
相手の話をさえぎりたくなる時は、どんな時でしょうか?続きを読む

2005年01月17日

なぜ相手の話を聞けないのか?(コーチング的聴き方)

昔々、あるところに、貧しい夫婦が住んでいました。
夫婦には2人の子どもがおりましたが、あまりの貧しさで、子どもに充分
食べさせてやることもできませんでした。

貧しさから脱出するために、夫は1年間の出稼ぎに出ました。
夫は1年間、身を粉にして激しく働き、毎月その稼ぎを送ってきたので、
かなりのお金が貯まりました。

もうすぐで1年間の出稼ぎが終わるというころ、夫は無実の罪で監獄に入
れられてしまいました。
心配した妻は、夫に会いに監獄まで行きましたが、監獄の看守は、夫に会
わせてくれませんでした。
そして看守は、「あり金を全部持ってきたら、夫に会わせてやる」と言い
ました。

妻は、貯めたお金をすべて持って再び監獄に行き、正直なことに、すべて
を看守に渡しました。
こうして妻は夫に会えたのですが、話を聞いた夫は、「俺が1年間も働い
て稼いだお金を、全部他人にくれてやるなんて!」と失望し、妻を離縁し
ました。

ことの一部始終を聞いていた看守は、「俺の知ったことではない」とつぶ
やき、大金を手に入れたことを喜び、大笑いしました。
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さて、あなたは上の話を読んで、3人の登場人物のうち、誰が一番悪いと
思いますか?続きを読む

2005年01月16日

部下の報告を確実に理解する極意とは?(コーチング的聴き方)

ドクター・スピルバーグは38歳の若さでありながら、優秀かつ高名な外
科医であった。

しかし、仕事を離れると、よい親でもあった。
ある休日、ドクター・スピルバーグは、自分の子どもを遊園地に連れて行
った。
かねてからの約束であった。

しばらく遊んだ後、ドクター・スピルバーグの子が「のどが渇いた」と言
った。
すると、ドクター・スピルバーグはビールを買ってきて、自分の子に飲ま
せたのだ。

すると、一人の体格のいい男が、スピルバーグ親子の方に近づいてきた。
スピルバーグの子は、その近づいて来た男に気づいて、その男に向かって
「お父さん!」と言った。
すると、その男は「ビール、おいしそうだな」と答えた。

さて、ここでクイズです。

(1)近づいて来た男とドクター・スピルバーグの関係は?

(2)ドクター・スピルバーグが、自分の子どもにビールを飲ませたのに、
   それは何の問題もないとしたら、なぜだろうか?

ぜひ、答えを考えてから続きを見てください。   続きを読む

2005年01月15日

コーチングの入門に最適なおすすめ本を選ぶとしたら?


私は日本最大のコーチ養成期間であるコーチ・トゥエンティワンで、コー
チ養成プログラムのクラスを担当する「クラスコーチ」もやっています。

クラスコーチをやっていると、受講者の皆さんから学ぶことも多く、私自
身の成長にも繋がっていると実感しています。

明日は、そのコーチ・トゥエンティワンのスタッフ&クラスコーチの新年
会。
今から、とても楽しみです。

さて、今日はコーチングの入口に最適なおすすめ本をいくつか紹介したい
と思います。
このブログで、今まで何冊か本を紹介してきましたが、コーチングの本を
紹介するのは初めてだと思います。続きを読む

2005年01月14日

「人材育成の最高の達人」とコーチング

今日は、2人の偉大な人物(=人材育成の達人)とコーチングの関連につ
いて考えてみます。

まず、人を育てることにおいて最高の達人だった人の一人目をご紹介しま
す。

「古今東西を通じて、人材育成において、最高の成果を出した人は誰?」
という質問に対して、多くの経営者や経営コンサルタントの方が、ある人
物の名を答えます。

最も多くの人が「人材育成の達人」に挙げるその人は誰だと思いますか?

日本人です。続きを読む

2005年01月13日

コーチングで目標達成を加速する決め技とは?(3)

昨日の続きです。

Dさん「全部使えます。やってみたいです。腹くくって全部実行すれば、
    確実に目標を達成できそうです。いやー、できることはやってき
    たと言いましたが、まだまだやってないことはありそうですね。」

C課長「ここまで話してみて、今、何を感じてる?」

Dさん「自分で低いところに限界を作っていたのかなと思います。今期は
    必ず達成したいと思います。」

C課長「その言葉、頼もしいね。それで、君に一つ提案してみたくなった
    んだが、いいかな?」

Dさん「聞いてみたいです。お願いします。」続きを読む

2005年01月12日

コーチングで目標達成を加速する決め技とは?(2)

昨日の続きです。

Dさん「えー、今までも、自分なりにできることはやってきました。マン
    ネリ化しているとは思いますが、かといって、これ以上何をやっ
    ていいかわかりません。」

C課長「そうか、できることはやっているんだな。では、もし君の今期の
    目標数値が1.5倍だったら、今、何をやっていると思う?」

Dさん「1.5倍ですか?それは厳しい目標ですね。もし、1.5倍の目標だっ
    たら、・・・・・。うーーーん、やはり当たる数を増やす必要が
    ありますね。現状の1.5倍の数の見込み客に当たる必要がありま
    す。しかし、現実的には難しいでしょうね。」

C課長「なるほど。目標が1.5倍になれば、当たる数も1.5倍にすればいい
    わけか。ではもし、その1.5倍の目標を達成しないとクビになると
    したら、何をすると思う?」続きを読む

2005年01月11日

コーチングで目標達成を加速する決め技とは?(1)


会社でコーチング研修を継続的に受けている営業課長のCさんが、研修の
中でご自分の成果事例を発表してくださいました。
部下の営業マンの目標の達成を加速された、見事な事例です。

Cさんは、「将来のビジョン」や「自分の価値観」、「人生設計」などを
整理できる記入シート「ライフデザインシート」(私が作ったものです)
を部下の皆さんに配り、提出してもらいました。

その後、部下(営業マン)のDさんとの面談で次のような話をされました。

C課長「君の書いた記入シートを読んだよ。君は営業部門で実績を残して、
    3年後には経営企画部門に行きたいんだな。」

Dさん「はい、そうです。」

C課長「君が今期の目標を達成することは、将来の君から見て、どんな意
    味がある?」続きを読む

2005年01月10日

コーチングでEQを高めるアプローチ法(3)

感情のコントロール力を高めるためのEQ的アプローチ法として、1つ目
の「非合理的ビリーフを書き換えていく」方法を、2日間に渡ってお伝え
しました。
これは、根本的原因を解決していく方法と言えます。

今日は、もう一つの方法「感情の表現方法」についてお伝えしたいと思い
ます。

まず、あなたが喫茶店に入ったところを想像してください。
席に着くと、ウェイトレスさんがやってきました。

そこであなたは、「ホットコーヒー」を注文をします。
あなたは大きめなはっきりとした声で注文したのですが、そのウェイトレ
スさんは、返事もせず、不機嫌な表情で注文を受けました。続きを読む

2005年01月09日

コーチングでEQを高めるアプローチ法(2)

昨日の続きです。

昨日は「ABC理論」や「非合理的ビリーフ」を紹介しましたね。

この「非合理的ビリーフ」は、やっかいなことに、自分では自覚できてい
ないことが多いのです。

例えば、私がある人に「あなたは『人に好かれねばならない』というビリ
ーフを持っていますか?」と質問したとします。
するとその人が次のように答えたとします。続きを読む

2005年01月08日

コーチングでEQを高めるアプローチ法(1)


ダニエル・ゴールマンによると、優れたリーダーの共通点は「EQが高い」
ことです。
彼の著書「EQリーダーシップ」(日本経済新聞社)には、EQの高いCEO
の方がそうでないCEOよりも業績を上げている、という調査結果も紹介さ
れています。

このEQの向上は、コーチングにおいても、しばしばテーマとして取り上
げられます。

ある会社の営業マネージャーをされているTさんにコーチングを始めた時、
Tさんから次のような話を聞きました。

Tさん「私の欠点は、すぐ部下に腹を立ててしまうことです。部下が結果
    を出せない時にも、腹が立ちます。部下が生意気な態度をとった
    りすると、カッとなって怒鳴りつけてしまいます。もっと寛大な
    上司になって、しっかり部下の話を聞けたらいいと思うのですが、
    どうしても感情をぶつけてしまうのです。」

Tさんは、「上から怒鳴りつけるやり方よりも、尊重心を持って接する方
が、部下のモチベーションも上がるし、信頼関係も築ける」と思っていな
がら、感情的になって部下を怒鳴ってしまう自分を変えることができない
でいたようです。

「感情のコントロール」は、EQの重要な要素の一つです。

このような問題を解決するためのEQ的なアプローチとして、とても有効
な方法が2つあります。続きを読む

2005年01月07日

コーチングと女時社会の関係とは?

コーチング研修を受けられる管理職の方達から、「若い社員をマネジメン
トするのが難しい」という話をよく聞きます。
それでコミュニケーションスキルとしてのコーチングに活路を見い出した
いというわけです。

若い社員に対して、次のようなコメントがよく出ます。

・昇給や昇進のためには頑張らない(昇進よりも休日を欲しがる)
・忍耐力がない
・叱咤激励が通じない
・自分の意見を主張しない
・仕事よりもプライベートが優先

次のような言葉もよく聞きます。
「私の時代には、上司に叱咤激励されて頑張ったものです。仕事で結果を
出すことに本気でした。近頃の若い者からは、それが感じられません。ど
うなっているんでしょうか?」

この現象を理解するのに、「女時社会」という言葉があります。続きを読む

2005年01月06日

「報連相」を引き出すコーチングのスキルとは?

組織の活性度を測る重要な指標の一つは、コミュニケーションの量だそう
です。
必要最低限の情報だけでなく、プラスアルファーの情報が飛び交う組織が
「活性化した組織」ということになります。

逆に、必要最低限な情報しか流れていない組織ほど、活性化していない組
織ということになります。

例えば、次の2つを比べてみて下さい。

1.部下から上司に対して、「報告しなくてはまずい」という段階になっ
  て初めて報告がいく(=必要最低限の情報)。

2.上記1の段階よりももっと前の段階で、部下から上司に対して、「相
  談しておいた方がいいかもしれないので、相談してみよう」という相
  談がある(=プラスアルファーの情報)。続きを読む

2005年01月05日

コーチングで目標を明確にする

あなたは自分の目標について、どのくらいたくさん話していますか?
充分にアウトプットしていますか?

そして、誰かをサポートする時、その人に、目標についてたくさん話をし
てもらっていますか?

コーチングで、相手の目標を明確にするには、まずいろいろな角度から質
問をして、目標についてたくさん話してもらうことが有効です。

目標についてたくさん話すことで、目標が明確になるだけでなく、目標へ
のモチベーションが高まります。
これは、「アウトプットすることのモチベーション効果」と言われます。

たくさんアウトプットしてもらうためには、様々な角度から質問を投げか
けてあげることが必要です。

例えば、続きを読む

2005年01月04日

こんな場面で、コーチングではどうする?

今日から仕事始めだった方も多いのではないかと思います。

さて今日は、職場でコーチングを使う時の大切なポイントを一つお伝えし
ます。

コーチング研修に参加された方から、よく「こんな場合は、部下に対して
どんなコミュニケーションを取ったらいいですか?」というような質問を
受けます。

例えば、部下が大事な仕事でミスをしたとします。
こんな時に、部下にどのような質問をしたらいいのか?
それとも、質問する前に承認の言葉を投げかけてやった方がいいのか?
こういったことを質問してこられるのです。続きを読む

2005年01月03日

コーチングでセルフイメージの枠を突破する!

次の話は何の話だと思いますか?


ある老人が海にやって来た。すると、その海岸で1人の若い男が釣りをし
ていた。
しばらくその釣りを見ていた老人は、不思議な事に気づいた。
その若者は、釣れた魚の中でも、小さな魚は籠に入れるのだが、大きな魚
は海に投げ返しているのだ。

大きなおいしそうな鯛が何度も海に投げ返されるのを見て、老人は「もっ
たいない!」と思った。
老人は、ついに我慢できなくなって若者に質問した。
「若者よ、なぜ大きな魚を海に戻すのだ?」
続きを読む

2005年01月02日

目標の達成を確実にする方法とは?

あなたは今年どんな目標を持っていますか?
何を達成したいですか?

そして、それらを確実に達成するための戦略を持っていますか?

今日は、何かを達成したい時に、それを確実にする強力な方法の一つを紹
介します。続きを読む

2005年01月01日

目標を設定した後、計画を立てる前にする大切なことは?

明けましておめでとうございます。
2005年がスタートしました。

今年の目標を新たに設定した方も多いのではないでしょうか。
目標を設定したら、計画を立てる前にすることがあります。
それは何でしょうか?

さて、ここでいきなりクイズです。

自分が砂漠にいると想像して下さい。
のどが渇いていて、早くオアシスにたどり着きたいと思っています。
「オアシスはどこだろう?」

そこで、あなたは右のポケットに手を突っ込んでみます。
すると、砂漠の地図が入っていました。
地図には、オアシスの位置もはっきりと記載されていました。

そして、左のポケットに手を突っ込んでみると、方位磁石が入っていまし
た。
磁石があれば、東西南北も正確にわかります。

あなたは「これでオアシスに向かえる!」と思いますか?
いえいえ、もう一つの条件がそろわないと、あなたはオアシスに向かえま
せん。

その条件とは何でしょうか?続きを読む