2005年01月12日

コーチングで目標達成を加速する決め技とは?(2)

昨日の続きです。

Dさん「えー、今までも、自分なりにできることはやってきました。マン
    ネリ化しているとは思いますが、かといって、これ以上何をやっ
    ていいかわかりません。」

C課長「そうか、できることはやっているんだな。では、もし君の今期の
    目標数値が1.5倍だったら、今、何をやっていると思う?」

Dさん「1.5倍ですか?それは厳しい目標ですね。もし、1.5倍の目標だっ
    たら、・・・・・。うーーーん、やはり当たる数を増やす必要が
    ありますね。現状の1.5倍の数の見込み客に当たる必要がありま
    す。しかし、現実的には難しいでしょうね。」

C課長「なるほど。目標が1.5倍になれば、当たる数も1.5倍にすればいい
    わけか。ではもし、その1.5倍の目標を達成しないとクビになると
    したら、何をすると思う?」

Dさん「クビですか?もし本当にクビになるとしたら、なにがなんでも達
    成するしかありませんね。うーーーん(・・・しばらく沈黙)。
    やはり、見込み客のリストを増やすのが一番ですね。思い切って、
    既存顧客に、他のお客様をご紹介いただけないかをお願いします
    ね。いつもは少し遠慮してましたけど、クビがかかってるなら、
    はっきりとお願いしますね。」

C課長「なるほど。お客様に積極的に紹介のお願いをするわけだ。他にも
    あるかな?」

Dさん「それだけじゃ安心できませんね。うーーーん、リストを増やすの
    とは違いますが、オリジナルな販促ツールを作りたいですね。ア
    イディアはあるんですが、そんな時間なんてないと思ってました。
    しかし、クビがかかっているなら、2週間くらいの間、夜の酒を
    やめて時間を作れば、いいものが完成できると思います。」

C課長「なるほど、販促ツールを作るのもいいね。他にもあるかな?」

Dさん「あとは1日の行動量をあげることですね。最近、体調的にもすぐ
    れないので、日中の行動ペースが落ちてました。思い切って寝る
    時間を早くして、朝型の生活に変えてみるのもいいかもしれませ
    ん。そうなると健康的だし、元気も出てくる気がします。企画書
    作りも、朝だと能率が上がるでしょうね。」

C課長「朝型にするメリットも大きいね。他にもあるかな?」

Dさん「そんなところです。」

C課長「もしも1.5倍の目標を達成しないとクビになるとしたらという仮
    定でいくつかアイディアが出てきたけど、今期の君の目標達成に
    使えそうなアイディアはあったかな?」

Dさん「全部使えます。やってみたいです。腹くくって全部実行すれば、
    確実に目標を達成できそうです。いやー、できることはやってき
    たと言いましたが、まだまだやってないことはありそうですね。」

この会話はさらに続きます。
その結末と解説は、明日に続きます。

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この記事へのコメント

1. Posted by ジョー   2005年01月13日 10:34
「クビになるとしたら・・・」という動機付けには疑問を持ちました。
それは仮定としても、一種の脅迫であると思えるからです。
私はhave toではなくwant toを導き出せたら・・・といつも考えています。
明日の結末を楽しみに待ちたいと思います。
2. Posted by 大金   2005年01月13日 12:36
トヨタ出身の方が講師をなさってるセミナーで、
「カイゼンの目標は最高のところに置く」
とおっしゃっていました。

例えば、国内工場で部品を作るのに、まず、現在の品質を落とさずに、コストはベトナム並にするように取り組ませる。

とうぜん、
「いきなりそこまでは無理だから、もうちょっと現実的な数字に・・・」
という声があがってくるんですが、

そこで妥協すると、低い目標も達成できないことが多い。
ところが、最高(コストだから最低かな?)のところを目指すようにすると、思いがけないアイデアが出てきて、けっこう何とかして達成しちゃう。

要は、発想の枠をとっぱらうことが大切って事ですね。

(これって、自分のブログのネタに使える!と、ここまで書いて気づきました(^^;;;)
3. Posted by マツイ   2005年01月13日 15:49
「クビになるとしたら〜」という仮定よりもむしろ「死刑になるとしたら〜」という仮定の方が非現実的でブラックユーモアとして軽く相手に受け入れ易いと思います。

ラポール関係が保てる範囲で時にはエッジをきかした言葉が有効になる場合があります。クライアントの思考や行動が行き詰まった時、機能した経験が私にはあります。
4. Posted by 野口嘉則   2005年01月13日 17:08
ジョーさん
「have to でなくwant toを導き出せたら」。 まったく同感です。
「・・・しなければならない」というのは重いですよね。

大金さん
まずは、メルマガの創刊おめでとうございました。
充実した内容で、次号も楽しみです。
トヨタのカイゼンの話も勉強になりました。
「発想の枠をとっぱらう」これですよね。

マツイさん
「死刑になるとしたら」って仮定、いいですねー。
非現実的なぶん、ゲームっぽくて軽く受け入れられますね。
機会があったら、C課長にもぜひ教えてあげたいです。
5. Posted by 奈良NARA   2005年11月23日 18:31
今死んだとしても後悔しない自分
日々その心意気で活きたいなぁって改めて感じました
6. Posted by miwa   2005年12月29日 14:48
これ、自分にも使えそうですね!
勝手に自分で限界を作っているんだなと感じました!感謝!
7. Posted by 無限不動山   2006年10月11日 10:18
野口さん、こんにちは。

今日も答えはおあずけですね(笑)。

「その1.5倍の目標を達成しないとクビになるとしたら、何をすると思う?」

これを読んで、斎藤一人さんの「出来なければ、銃殺」を思い出しました。

自分に対する枠決めを、見つめ直します。

今日もありがとうございます。
8. Posted by み〜ぶ〜   2007年02月21日 14:50
「他にもあるかな」と質問していくことも大事ですね。C課長みたいなサポート、私にはまだできません、あたりまえですよね。

それから、「明日、み〜ぶ〜さんちへ遊びに行きます」って
野口さんが言ってくれたら、苦手なそうじもがんばって、庭や家の中も、腹をくくって、きれいにしようと思います。あれ?私の目標は、そうじすること?(^_^;)
う〜ん、
気持ちよく生活できることが、幸せにつながっていきますよね(^_^;)

9. Posted by みぱ   2007年03月17日 09:50
私も斎藤一人さんの「出来なければ、銃殺」を思い出しました。
それと、原田隆史先生の目標にゾーンを持たせるという
考え方にも繋がるな、と感じました。
イメージを膨らませてあげるという作業を楽しめるように指導できるといいですよね
10. Posted by aoiumiaruku-v.v   2007年04月18日 02:17
疑問形の問いかけで、自らの解決策を導き出す・・・
すばらしい手腕ですね。

しかも単なる疑問形ではなく、
ヒントが盛り込まれた(導く)問いかけですね。

人の上に立つんだもの、
こんな導き方ができるようにならなくちゃ・・・

こたえは 相手の 中にある

まだ信じきれてないのかなあ。
11. Posted by あきたん   2007年07月15日 00:39
「クビになるとしたら・・・」は、クビになる可能性がない人にしか
使わないほうがいい仮定だとは思いますが、ハードルをあえて高く
設定することで、目標を達成するための手段について、アイディアの
枠が広がるということでしょうか。

頑張っている、といいつつ、無意識に「これくらいが適当」と
自分で枠を決めていること、あるように思います。
その枠を思い切って取っ払って、達成のためにできることを
全部挙げてみる。それも自分で考えて・・・となると、確かに
達成のスピードも可能性も上がるよなあ、と思いました。

いやはや、目からウロコ、です。
12. Posted by aoiumiaruku-v.v   2007年12月22日 00:10
なんだか、ちらっと見えた気がします。

C課長のすごいところは、
「Dさんを信頼している」こと。
あと、
「一番いい答えをDさんが持っている」と信じていること。

Dさんがイキイキと自分の考えを進めていけるのはそのせいだ!
「うまく誘導しいく質問のうまさ」が大切なのではなかった!
結局、小手先の技術ではなく、人を信じられる心の強さが大切なのかなって感じました。
ありがとうございます。

13. Posted by マーガレット   2008年01月25日 19:28
野口さん、こんばんは。
「クビ」という言葉が使えるほどC課長とDさんの信頼関係が築けていたのですね。
覚悟と勇気があれば、現状突破のためのアイディアや解決策を見つけようと脳は探し始めるのです(ね?)
Dさんの腹をくくらせたC課長はすごいです。
野口さんにこんなにサポートしてもらっているのに、コーチングで“サポートをする”という意味が、ようやくわかってきたような気がします。いざ私が誰かのサポートをしようと思っても、当たり前ですが、うまくいきません。私のあり方にぶつかってしまいます。
あらためて、
野口さん、ありがとうございます(^_^)
私、現状突破を目指して腹をくくります、幸せ成功力を高めるために☆
14. Posted by リリィ♪   2011年01月12日 10:26
ありがとうございます。
この展開は驚きました。
結末と解説が楽しみです。
15. Posted by Maygreen   2011年01月13日 05:20
Dさんの中にもともとある、
[できることはやってきたと言いましたが、
まだまだやってないことはありそうですね]

この気付きを導く 「自分で作った限界」を取り除くには このヤリトリだったのですね。

「相手の眠っている本気を引き出す」
「遺伝子スイッチON」 にする方法
コーチングは100者 100様 なのね〜〜とおもいました♪ 

野口さん ありがとうございます!!
16. Posted by na7me7   2011年01月13日 14:39
朝からとこチャレを確認することが習慣になってきました! わくわくしながら21日間続けて定着させたいと思います。

「クビ」って大胆ですね、でも上司と部下にとても
信頼関係があるからこそ、伝わるのでしょうね。

沢山の質問を投げかけてもらうと・・
自分の考えもまとまっていきますよね。

相手の本質を見抜いて、
相手の可能性を引き出せる質問を
いっぱい出来る人になりたいなぁぁぁ。

次のブログ答えが楽しみです
以前読んだはずなのに、新しい気付きがいっぱいです!
17. Posted by shige   2011年01月19日 01:33
成長ゲームマスターさん

ほんとに、たくさんの人に貢献されていて、素晴らしいですね。
尊敬します。
見習いたいです。

課長さんの質問ですが、つぎつぎとアイデアを引き出していく流れが
すごいですね。

1.5倍という壁を超えた目標に対して、ゲーム感覚で
アイデアを出すことで、いままでになかった発想が生みだされて
いるんですね。

自分の目標達成へのアイデアを考えるときでも、すごく力に
なってくれる手法だと感じました。

18. Posted by hide   2011年11月27日 08:40
こんにちは。

「1.5倍」に「クビ」でしたか・・・。
脳裏にもかすめませんでした・・・。

確かに現状突破を図るためには、究極の状況に追い込まれなければ
これまでの自分の枠を取り払って、考えぬく事はできないですよね。

あらゆる角度から、いかに相手から答えを引き出し、気づきを与える
ことで現状突破のきっかけづくりをできるのかが、大切だと思いました。

ありがとうございました。




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