自尊心と自信を高める自己受容7つのステップ


2017年01月18日

悪者探しからの解放。不登校と家族療法。円環的因果論。


こんにちは、野口嘉則です。

今回は、
家族心理学や家族療法の話も交えながら、

・「あなたは悪くない」
・悪者探しからの解放
・不登校と家族療法

などの話をしたいと思います。



では、話を始めましょう。



「Aという問題を生み出した原因はBだ」
といった「ものの見方」を
直線的因果論といいますが、

僕たちは、この直線的因果論で、
ものごとの原因を特定したくなる傾向があります。

しかし、その「ものの見方」が問題をこじらせ、
悪循環を生んでいるケースも多いのです。



次のような夫婦を例に考えてみましょう。

毎晩、仕事が終わると居酒屋に行き、
お酒を飲んで、夜遅く帰ってくる夫と、
夫に対して小言を言う妻のケースです。



夫はこんなふうに考えています。

「妻が口うるさいから、
自分は家でリラックスできない。
だから自分はお酒を飲んでから帰るんだ」

つまり、夫の頭の中では、

「自分が遅くまで外でお酒を飲む理由は、
妻が口うるさいからだ。
自分の飲酒の原因は妻だ」

という直線的因果論が成り立っており、
夫はそれが正しいと信じています。



一方、妻はこんなふうに考えています。

「夫が毎晩のようにお酒を飲んで帰ってくるから、
私は夫に言って聞かせなければならない。
家計に余裕があるわけではないのに、
夫がお酒などに無駄遣いをするから、
私は言いたくもない苦言を言わなければならない」

つまり、妻の頭の中では、

「自分が夫に口うるさく言わなければならない理由は、
夫が遅くまで飲んで帰ってくる習慣をやめないからだ。
私が毎晩のように小言を言う原因は夫にある」

という直線的因果論が成り立っており、
妻はそれが正しいと信じているのです。



要するに、

夫は、
「妻が原因なのだから、
妻が変われば問題は解決する」
と思っており、

妻は、
「夫が原因なのだから、
夫が変われば問題は解決する」
と思っているわけです。



そして夫は、
「妻が小言をやめないなら、
自分はもっと遅くまで居酒屋で飲もう」
と、ますます遅くまで飲むようになるし、

妻はそんな夫を変えようとして、
ますますキツく小言を言うようになります。

そして、それに呼応して夫は、
さらに遅くまで居酒屋に居座るようになり・・・

こんなかんじで「悪循環」が生じるわけです。



ここで、家族心理学の話をしますが、

家族心理学においては、
夫婦を「相互影響し合うシステム」と捉えます。



どういうことかといいますと、

夫婦関係において、夫と妻は、
常におたがいが影響し合っていて、

その相互影響の関係性の中で
その夫婦特有のパターンが生じるのであり、

どっちか一方だけが原因になっているわけではないのです。



上記の夫婦においては、
「夫が居酒屋に通い、妻が小言を言う」
という循環パターンが、

どちらか一方が原因というわけではなく、
夫婦の相互影響の中から発生しているわけです。



別の言い方をするなら、

ニワトリと卵の関係と同じで、

どちらか一方を原因とすることはできず、
どちらもが原因であると同時に結果でもあるわけです。

これを、
円環的因果論とか循環的因果論とも言います。



人間関係の問題や家族の問題は、
円環的(循環的)因果論でないと、
解決の糸口を見いだせないことが多いのですが、

しかし僕たちは、
ものごとを自分の理解しやすいように
直線的因果論で解釈する傾向があります。

人間関係や家族の問題を、
自分の理解しやすい切り口で切り取って、

「Aという問題を生み出した原因はBだ」
「悪いのはBだ」
という解釈をしがちなのです。

そして、
その間違った解釈にもとづいて行動するため、
ますます悪循環をエスカレートさせてしまうわけです。



直線的因果論について、
もう一つ、別の例で考えてみましょう。



たとえば、子どもの不登校のケースで、

「その子の自尊心が低いから(原因)、
不登校になったのだ(結果)」とか、

「母親の育て方が悪かったから(原因)、
不登校になったのだ(結果)」とか、

こんなふうに考えるのが、
直線的因果論ですね。



あるいは、

「母親の育て方が悪かったから(原因)、
子どもの自尊心が低くなり(結果)、
子どもの自尊心が低くなったから(原因)
不登校になったのだ(結果)」

と考えるのも、
直線的因果論です。



僕はこれまで、
不登校になった子どものご両親のサポートも
たくさんやってきましたが、

「子どもが不登校になったのは
親である私の育て方が悪かったからだ」
という直線的因果論で捉えてしまったために、

自分を責めて、
深く傷ついておられた母親や父親が
たくさんいらっしゃいました。



特に母親が傷ついているケースが、
圧倒的に多いです。

というのは、
「子どもが不登校になったのは
母親の育て方が悪かったからだ」
という直線的因果論による解釈を、

母親本人だけでなく、
その夫や両親や教師や友人までもが
信じているケースも珍しくなく、

母親だけが一人で責任を背負い込んで、
孤独に苦しんでいるケースが多いのです。



家族心理学を学ぶと、
その母親が悪いわけではないということが
わかります。

ですが、先ほども述べたように、

僕たちは、
直線的因果論でものごとを考えてしまう傾向があり、

犯人さがし(原因さがし)をして、
犯人(原因)を特定したくなるわけです。



しかし、実際のところ、
人間関係の問題や家族の問題においては、

直線的因果論による原因特定では、
問題解決に至らない場合が多いです。

犯人(原因)らしきものを見つけて、
それを変えようとしても、
実際はうまくいかず、行き詰ってしまうケースが
とても多いのです。



心理療法の中に、
「家族療法(ファミリーセラピー)」というものが
あります。

これは、
「子どもが不登校になった原因は、
親の育て方が悪かったからだ」
といった直線的因果論で問題を捉えるのではなく、

視野を家族全体に広げて、
家族内の様々な関係性を包括的・全体的に
見ていくアプローチです。

円環的(循環的)因果論で
家族全体を見ていくのです。



そして、家族療法においては、

子どもと母親の関係、
子どもと父親の関係、
だけでなく、

両親の夫婦関係、
両親と祖父母の関係、
子どもの兄弟姉妹関係、

など、様々な関係が複雑にからみあう
システムとして家族を捉え、

「家族システムのバランスの歪みを表面化する役を、
今は子どもが引き受けていて、
不登校という形で表現している」

と考えます。



家族療法においては、
症状や問題行動を起こしている人のことを、
ペイシェント(患者)と呼ばずに、
IP(アイデンティファイド・ペイシェント)と呼びます。

これは「患者とみなされている人」、
あるいは「患者の役割を担っている人」という意味です。

上記の例だと、
不登校の子どもがIPということになるわけです。



症状や問題行動を起こしている人(IP)は、
実は「患者」なのではなく、
「患者の役(家族全体の問題を表面化する役)
を担っている人」
なのであり、

家族システム全体のバランスを調整できたなら、
症状や問題行動を起こす役(患者の役)を
担う必要がなくなるわけです。



このような考え方にもとづいて、家族療法では、
家族各人どうしの関係性や
家族システム全体のバランスを見ていき、

そこにアプローチしていくことによって、
結果的に、
IPの症状や問題行動を解決していくのです。



家族療法の場合、
直線的に原因を特定することはしません。

つまり、誰をも悪者にしないのです。



家族療法では、
原因探しや悪者探しをせず、

今も続いている悪循環のパターンに気づき、

「どのような状態になりたいのか」
「そのために、どこから変化を起こしていくか」
「どのように循環のパターンを変えていくか」
に取り組んでいきます。



そして、
今も続いている悪循環のどこかに、
小さな変化を起こします。

そして、その小さな変化が、
やがて全体に影響を与えていきます。



変化を起こすには、
どこを変えてもいいし、
誰からはじめてもいいのです。

たとえば、
子どもの不登校やひきこもりのケースでは、
家族療法のセッションに子ども本人は来なくて、
両親が二人で来談するケースも多いのですが、

その夫婦の関係性に変化を起こしていくことで、
その家族が持っている自然治癒力が回復し、
結果的に子どもの問題が解決したりします。



家族療法的なアプローチによって、
個人の症状や問題行動が解消していくプロセスは、
家族療法に関する様々な書籍で読むことができます。

たとえば、
家族療法家サルバドール・ミニューチンの著書
『思春期やせ症の家族--心身症の家族療法』には、

子どもにアプローチするのではなく、
家族全体にアプローチすることによって、
結果的に子どもの摂食障害(拒食症)が
治っていったプロセスが、
いくつもの事例によって紹介されています。



以上、今回は、
家族心理学や家族療法の話を交えて、

直線的因果論ではなく、
円環的因果論で捉えることの有効性

についてお伝えしました。



ただし、人間関係においても、
直線的因果論で捉えることが有効になる
状況もあります。

たとえば、
親との間に境界線を引けなかった人が、
親から心理的に自立しようとするときには、

「親が悪い」
「親のせいで私は苦しんだ」
と直線的因果論で考えることが、

とても役に立つのです。



特に、
過保護な親や過干渉な親に育てられた人は、

親との間で我慢してきたことがたくさんあっても、
親を責めることへの罪悪感から、
怒りを心の奥に押し込めている場合があります。

しかし、親に対する怒りを抑圧していると、
その怒りが自分に向かうようになり、
自責の念や自己嫌悪に悩まされるように
なってしまいがちですし、
親からの心理的な自立も進みません。



ちなみに、前回の記事では、

過保護な親や過干渉な親に育てられて、
親との間に境界線を引けずに悩んでいる方に向けて、

親から心理的に自立することを応援するべく、
ご参考になりそうな話をさせていただきました。



「『親が悪い』と思ってもいいのですよ」
「親に対して怒りを感じてもいいのですよ」
「自分がすべての責任を背負い込まなくてもいいのですよ」
というメッセージを込めて、
記事を書きましたので、

過保護な親や過干渉な親に対しては、
かなり手厳しい論調になってしまいました(^^;



読者さんの中には、
育てられた子どもの立場ではなく、
子どもを育てている親の立場で記事を読まれ、

自分が親として過保護・過干渉であると感じて、
へこんでしまった方もおられると思います。



子どもを育てる親の立場で読まれた方は、
直線的因果論で捉えないようにしてくださいね。

たとえば、

「子どもの問題の原因は、
すべて親にある」

「子どもの問題の原因は、
すべて親の育て方にある」

「わが子が自信のない子になったのは、
親である自分が過干渉だったことが唯一の原因だ。
すべて自分が悪いんだ」

といった直線的因果論で捉えてしまったら、
へこんでしまいますよね。



どうぞ、ご自分を、悪者にしないでください。



たしかに、
「育て方を変えた結果、
子どもが変わった」
というケースはたくさんありますから、

親が子どもに影響を及ぼすことが
できるのは確かですが、

しかし、
「親の育て方が
子どもの問題の原因のすべてである」
と考えるのはナンセンスですね。

影響を及ぼせるということと、
原因であるということは大きく違います。



また、
お子さんのいらっしゃる方であれば、

程度の差はあるにせよ、
過保護になってしまったり、
干渉し過ぎてしまったりという経験は、
誰にでもあることだと思います。



僕も過去の子育てを振り返ると、

「あのときは、口出ししなくていいことにまで
口出ししてしまったなぁ。
ずいぶん干渉してしまったなぁ」
とか、

「あの時期は過保護になってしまってたなぁ」
と、

反省することがいくつもあります(^^;



過去を振り返るなら、

皆さんそれぞれに、
反省することや悔やまれることが
あるかもしれませんが、


大切なことは、

・これからどうしていきたいか?

・将来どんなことを達成・実現したいか?

・そのために、今何ができるか?

ですよね。



僕が書く記事も、
そのためのご参考になればうれしいです。



ここで、今回の記事の内容に関連して、
僕の新刊『完全版 鏡の法則』についても
補足的な話をしたいと思いますが、

「鏡の法則」の物語においても、
直線的因果論で捉えることはおすすめできません。



この物語においては、
栄子という女性が主人公になっておりますが、

「すべての問題の原因は栄子の心の中のみにある」
とか、

「栄子が父に感謝できない限り、問題は解決しない」
といったふうに、

直線的因果論で捉えてしまうと、
とても窮屈なかんじになってしまいますね。



解説編にも書きましたが、

内面的なアプローチだけに囚われるのではなく、
今できる行動に焦点を当て直し、
外に働きかけることも大切です。

それによって問題が解決されることも
多々あります。



また、
「親をゆるせないことがすべての原因である」
というふうに直線的に捉えてしまうと、

「親をゆるせないと、人生は好転しない」
という結論に至ってしまい、
壁に突き当たってしまう人もいると思います。



やはり解説編に書きましたが、

ゆるせない相手がいる方は、
ゆるせない自分をゆるして、
自己受容に焦点を当てていけばいいのです。



物語の中で栄子に助言をする矢口氏は、

決して、
「父親をゆるしていないことが唯一の原因であり、
父親をゆるさない限り栄子の問題は解決しない」
という直線的因果論にもとづいているのではなく、

いくつもある切り口の中から、
「父親との関係」という切り口を選び取り、
そこにアプローチすることを提案しているのです。



変化を起こすには、
どこを変えてもいいし、
誰からはじめてもいいわけですが、

栄子に対しては、

父親との関係を見つめ直し、
父親に対して反抗期のやり直しをする、

という切り口を提案したわけです。



新刊の『完全版 鏡の法則』では、
そのあたりのニュアンスがちゃんと伝わるよう、
矢口氏のセリフをずいぶん手直ししました。
http://amzn.to/2j7z9jA

『完全版 鏡の法則』
kanzenban











約10年前に出版した旧版の『鏡の法則』では、
栄子に対する矢口氏の話の進め方が
ずいぶん雑だったこともあり、
直線的因果論で解釈された読者が多かったようなのですが、

完全版においては、
そのような誤解が起きにくいよう、
矢口氏が細やか、かつ丁寧に助言する形に
セリフを修正しました。

矢口氏も10年経って、
ずいぶん成長したわけです(笑)



最後におまけですが、
一つの動画をご紹介します。

この「鏡の法則」の物語は、
約10年前に出版したときに、

「読んだ人の9割が涙した物語」
として話題になったわけですが、

当時、テレビ番組で、
「本当に9割もの人が涙するのか」を検証する、
という企画がありました。



その番組は、
毎週、yahoo で検索された言葉の中で、
検索上昇率が一番高かった言葉を
発表する番組だったのですが、

その週は「鏡の法則」という言葉が
検索上昇率1位になり、

それで、拙著『鏡の法則』を取り上げて、
「本当に9割の人が涙するのか」を
検証したわけです。

これをもって検証と言ってしまうのは、
あまりに強引と思われますが(^^;、
ご参考までに紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=kRL9AsxXTV0



最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!





procoach at 17:00|PermalinkComments(0)clip!

2017年01月13日

過干渉な親や過保護な親に育てられた子は、なぜ自己受容ができなくなるのか?


こんにちは、野口嘉則です。

今回の記事では、

「過干渉な親」や「過保護な親」に育てられた子は、
なぜ、なかなか自己受容ができないのか?

という話をしたいと思います。



特に、
自分の親との間に境界線を引けなくて
悩んでおられる方には、

ご参考になるのではないかと思います。



その話に入る前に、
僕の新刊についてちらっと宣伝しますね。



僕は、約10年前に、
『鏡の法則』という本を出版したのですが、

この本は、
「読んだ人の9割が涙した物語」として
マスコミなどで何度も取り上げられ、

ついには100万部を突破して
ミリオンセラーになりました。



しかし、この本には、
短めな解説しか付けていなかったこともあり、

読者の皆さんから、
次のようなリクエストをたくさんいただきました。


「この法則を自分の人生に応用して、
人間関係の問題を解決したい。
そのあたりのポイントを教えてほしい」

「自分の親と、どんな距離感で、
どんな関係を築いていけばいいのか、
その指針となるものを教えてほしい」

「どうしてもゆるせない相手に対して、
どのように考えたらいいかを教えてほしい」

以上、
他にもさまざまなリクエストやご質問を
いただきました。



そこで、
読者の皆さんのリクエストやご質問に
しっかりお応えするべく、

「鏡の法則」という法則を活用して
幸せな人生を実現するためには、
これだけは絶対外せない、

と僕が思うポイントを、
この度、解説編として新たに書きあげ、

『完全版 鏡の法則』として
出版した次第です。

僕がこの10年の間に、
新たに学び、実践し、確かめた大切なことが、
解説編の中心になっています。

『完全版 鏡の法則』
kanzenban











以上、新刊のお知らせをしたところで、
今日の本題に入っていきたいと思います。



最初に確認しておきたいのですが、

前回(10日)の記事で、
自己受容ついてお話ししましたね。



具体的には、
以下のことをお伝えしました。

・僕たちの中には、
「見つめる自分」と「見つめられる自分」がいる。

・自己受容のカギを握るのは「見つめる自分」である。

・「見つめる自分」のことを「インナーペアレント」とも言う。



そして、そこでもお伝えしたように、

僕たちが、
自分らしい生き方をし、
幸せな人間関係を築いていくためには、

「受容的なインナーペアレント」を
自らの内に育んでいく必要があるわけです。



逆に、
自分のインナーペアレントが受容的でない場合は、
以下のどれかの形で表れることが多いです。


・自分に自信を持てない

・周囲の人の言葉や態度に傷ついてしまいやすい

・人からの評価が気になる

・自分を責めてしまう(自分にダメ出しをしてしまう)

・人に自分の気持ちを言えない(我慢してしまう)

・将来の不安が強い(=悲観的な考えが優位になる)

・完全主義的思考(できなかったことが気になる)


以上、これらはどれも、
インナーペアレントが受容的でないことによって
生じる状態です。

「上記のすべてが100%当てはまる」という方も
おられるかもしれませんが、
かつての僕もそうでした(^^;



ですが、ご安心ください、

受容的なインナーペアレントを育んでいけば、
僕たちは、次のようになれます。


・自分に自信を持てるようになる

・周囲の人の言葉や態度に振り回されなくなる

・人からの評価があまり気にならなくなる

・自分を責めなくなり、自己受容できるようになる

・他者に自分の気持ちを率直に言えるようになる

・不安が弱まる(=肯定的な考えが優位になる)

・できなかったことや細かいことが、あまり気にならなくなる



以上はすべて、
僕自身が体験したことでもあります。



さて、ここで、
インナーペアレントの形成プロセスについて
お話ししたいと思います。



前回の記事でもお話したように、

僕たちの中の「インナーペアレント」は、
自分の親の「ものの見方」を取り込んで
形成されています。



もしも親が、自分の子どもに対して、

「あなたはあなたが感じていることを大事にしていいし、
まず自分のことを優先していいんだよ」

「あなたはそのままでいいんだよ。
イヤなときにはイヤと言っていいんだよ。
腹が立つときは怒っていいんだよ。
泣きたいときには思いきり泣いていいんだよ」

「あなたのことを信頼しているよ。
あなたがどのような選択をするかは、
自分で考え、自分で悩み、自分で選んだらいいよ。
どんな選択をしても応援するよ」

といった受容的なスタンスで子育てをしたならば、


その子どもは、家庭において、
自分の気持ちを抑える必要がないので、

自分が感じていることを自由に表現しながら、
自分らしく、のびのびと過ごすことができますよね。


そして、その子は、
親の受容的な「あり方」を取り込んで、
自らの「インナーペアレント」を形成するので、

その子の「インナーペアレント」は、
とても受容的なものになるわけです。



だけど、実際のところ、
そんな理想的な親なんて、
あまりいないですよね。



多くの場合、子どもは、
親に受容してもらう体験もしますが、
親に受容してもらえない体験もします。

両方を体験するわけです。



そして、
「親に受容してもらえない体験」が多いと、

子どもは、
「受容的でない」親のあり方を取り込むので、

その子の「インナーペアレント」は、
「受容的でないインナーペアレント」になってしまいます。



ところで、「受容してもらえない体験」って、
どういうものがあると思いますか?



現代において増えているのが、

親が子どもに対して

・過保護であるケースや、
・過干渉であるケース などです。

これらのケースにおいては、
子どもは「受容してもらえない体験」を
頻繁に体験することになります。



ここでまず、「過保護な親」のケースについて、
考えてみましょう。



「過保護」な親のことを、最近は、

「ヘリコプターペアレント」とか、
「カーリングペアレント」とも呼びますね。



「ヘリコプターペアレント」とは、

上空を旋回するヘリコプターのように、
子どものことに目を行き届かせていて、

子どもがイヤな思いをしたり、
ピンチに陥ったり、
失敗したりしそうな状況になると、

すぐに急降下して救助しようとする親のことです。



このような親のもとでは、

子どもは、
葛藤を抱えて悩んだり、
自分で解決方法を考えたりすることを、
十分には体験させてもらえないわけです。

失敗や挫折も経験できません。


人は
失敗と挫折と悩みを経験することによって成長し、
自立能力を培っていくわけですから、

その機会を奪われてしまった子どもは、
心理的に自立できなくなってしまうのです。



また、「カーリングペアレント」とは、
過保護な親を
スポーツのカーリングにたとえたものです。

カーリングでは、選手たちは、
石(ストーン)をスムーズに滑らせようと、
必死になってブラシで氷の表面を掃き、
石を誘導します。

このように、
子どもの行く先々の障害物を、
先回りして取り除こうとする親を
「カーリングペアレント」と言うのです。



たとえば、
小学校の高学年の子どもを持つ親が、
子どもの学校の日課を把握していて、

朝、子どもが出かける前に、
「今日の4時間目は、
音楽の授業が、急遽、体育の授業に
変わったんでしょ。
体操服は持ったの?」
などと確認をしたり、

「今日の降水確率は60%よ。
傘を持って行った方がいいよ」
などと言ったりするのは、

子どもが自分で考えてやるべきことを、
親が代わりにやってしまっていますよね。

またこれは、
失敗を体験する機会を、
子どもから奪ってしまっていることになります。



「過保護な親」は、

子どもが傷つかないよう、
子どもがイヤな思いをしないよう、
子どもが失敗しないよう、

先回りして手を打っていきます。



それらの行為は、
「子どものために」という大義名分で行われますが、

実のところ、それらの行為は、
子どもの成長と自立を妨げてしまいますし、

また、
「そのままのあなたでは受け入れられない」
というメッセージとして、
子どもの心の深いところに届きます。



つまり、

子どもが傷つかないように、
子どもがイヤな思いをしないように、
子どもが失敗しないように、

先回りして手を打っていく親の行為は、


「傷つくあなたは受け入れられない」
「イヤな思いをするあなたは受け入れられない」
「失敗するあなたは受け入れられない」

というメッセージとなって、
子どもの心の深いところに届くのです。



これをさらに言い換えるなら、


過保護な親の行為が、

子どもの心の深いところには、

「お母さんを安心させてくれる子どもじゃないと、
お母さんはあなたを受け入れられませんよ」

「お父さんを安心させてくれる子どもじゃないと、
お父さんはあなたを受け入れられないよ」

というメッセージとして、

つまり、

「そのままのあなたではダメですよ」という
メッセージとして届くのです。



もちろん、このことを、
親も、子も、自覚していません。

親は、自らの行為を、
「子どものための行為」
「子どもを愛するがゆえの行為」
だと思っていますし、

子どものほうも、
「お母さんは私(僕)のことを心配してくれている」
「お父さんは私(僕)のことを心配してくれている」
と受け取りがちです。



つまり、子どものほうも、

「親の過保護な行為によって、
自分が『受容してもらえない体験』をしている」

ということを、自覚していないのです。



その自覚がないだけに、
子どもは無防備に、親のメッセージを受け取ります。

つまり子どもは、

親の
「傷つくあなたは受け入れられない」
「イヤな思いをするあなたを見ていられない」
「失敗するあなたの姿は見たくない」
というメッセージを無防備なまま取り込んでしまい、

その結果、子どもは、

自分が傷つくことや
自分がネガティブな感情を感じることや
自分が失敗することを
受け入れられなくなり、


そして、

傷つくことを過剰に避けたり、
ネガティブな感情を排除しようとしたり、
失敗することをひどく怖れたりするように

なるわけです。



つまり、

「過保護な親」のもとで育てられた子どもは、

「そのままのあなたでは受け入れられない」
という親のメッセージを取り込んで、
自らのインナーペアレント(=受容的でない
インナーペアレント)を形成するので、

自分に自信を持てず、

失敗や挫折や悩みを
過剰に怖れるようになってしまうのです。



さて、ここまでのところをまとめますと、

「過保護な親」の態度は、

子どもにとっては、

「そのままのあなたでは安心できない」
「そのままのあなたでは信頼できない」
「そのままのあなたでは受け入れられない」

というメッセージになってしまうわけです。



そして、

「過保護な親」よりも、
さらに強い影響を子どもに及ぼすと言われているのが
「過干渉な親」です。



「過干渉な親」とは、

子どもが選択することに対して
「あれをしなさい、これをしなさい」
「あれはやめておきなさい」
などと干渉する親のことです。



僕たちは、
自分と他者の間にしっかりした「境界線」を引くことで、
自分の心の中に安全領域を創り出し、

そのことによって、
自分が自分であることの確かさを築いていきます。



しかし、過干渉な親は、

子どもの境界線を乗り越えて、
子どもの人生に侵入します。



子どもが境界線を引こうとしても、
子どもが自分を確立しようとしても、

そのプロセスを妨げてしまうのです。



もちろん、親にその自覚はありません。

自分の行為を
「子どものためにやっていること」だと
思っています。

それだけに、
歯止めが利かないケースも多いです。



また、干渉の仕方もいろいろあり、
必ずしも直接的な干渉ばかりではありません。


たとえば、

「あなたの人生なんだから、
あなたが自由に決めればいいのよ」 とか、

「イヤならイヤって言ってくれたらいいのよ」 とか、

「私はあなたの人生に干渉はしませんよ」などと、

親は子どもに言っておきながら、


親にとって受け入れられない選択を子どもがしたり、
親の助言に対して子どもが「イヤだ」と拒否したりしたら、

・不機嫌になる
・ため息をつく
・悲しい表情になる

などの方法で、親は間接的に子どもに干渉し、
子どもをコントロールする、

といったケースもよくあります。



以上のように、「過干渉な親」には、
間接的に子どもをコントロールするケースもあり、

この場合、
子どもは金縛り状態になってしまいがちです。



ちなみに、
二つの矛盾するメッセージが発せられている状況のことを
「ダブルバインド(二重拘束)」と言いますが、

家族療法の先駆けとなった研究をした
グレゴリー・ベイトソンらのグループは、

「人はダブルバインドの状況に長期間置かれると、
精神の不調に陥りやすい」
という報告をしています。



親が、口では
「あなたの人生なんだから、
あなたが決めればいいのよ」
と「受容的な」言葉を言っておきながら、

自分(親)にとって気に入らない選択を
子どもがしたら、
・ため息をつく
・悲しい表情になる
・不機嫌になる
などの「非受容的な」態度を取るケースにおいては、

子どもは、
ダブルバインド(二重拘束)状況に置かれ、
心に過度な負担を負うことになるのです。



ちょっと話が逸れかけているので、
ここで話を戻しましょう。



「過干渉な親」には、

間接的なやり方で子どもをコントロールする
ケースもあれば、

もっとストレートに、
「あれをしたらいいよ、これをしたらいいよ」
「あれはやめておいたら」
と直接的な干渉をするケースもありますが、


いずれにせよ、
「過干渉な親」に育てられた子どもは、
心の境界線をしっかり作れていないために、


・周囲の人の言葉や態度に傷ついてしまいやすい

・人からの評価が気になる

・断ることができない(「ノー」を言えない、我慢してしまう)

・「よい子」「よい人」を演じてしまって、人間関係で疲弊する


といった状態になりがちです。



また、

「自分の好みで選ぶ」
「自分の感じ方を大切にする」
「自分で考えて、自分で決める」

といった経験をあまりできていないため、


・自分に自信を持てない

・重要なことを自分で決めることができない


といった状態にもなりがちです。



さらに、干渉的な親を取り込んで、
自らのインナーペアレント(=干渉的なインナー
ペアレント)を形成するので、


・自分を責めてしまう(自分にダメ出しをしてしまう)

・完全主義的思考(できなかったことが気になる)

・将来の不安が強い(=悲観的な考えが優位になる)


といった状態にもなりがちです。



というわけで、
ここまでのところをまとめますと、


過保護な親や過干渉な親の行為は、

子どもにしてみれば、
「そのままの自分を受容してもらえない体験」
になってしまい、

その結果、子どもは、
受容的ではないインナーペアレントを形成する、


ということです。



そして、それが、

「過干渉な親」や「過保護な親」に育てられた子が
なかなか自己受容できない理由です。



さて、そのようなケースにおいて、
子どもが自己受容できるようになるためには、
どうすればいいかというと、

まず、自分に、

「親の期待に応えなくていい」
「親をガッカリさせてもいい」
「自分の気持ちや欲求を優先してもいい」

という許可を出してあげるといいのです。



そして同時に、親との関係を
心理的に再構築していく必要があります。

僕たちは、
親から自由になることによってはじめて、
親に心から感謝できます。

親との間に境界線を引き、
親と適度な距離を取ることによってはじめて、
親と幸せな関係を築くことができるのです。

そのやり方にご関心のある方は、
僕の新刊の解説編で詳しく説明してありますので、
ぜひそちらもご参照ください。

『完全版 鏡の法則』
kanzenban











「過保護な親」や「過干渉な親」に育てられた人が、
親からの心理的な自立を成し遂げ、
自らの内に受容的なインナーペアレントを育んでいくことは、
それなりの覚悟と時間を要することでもあります。

そういった方たちを応援するつもりで、
今回の記事を書きました。

ですので、過保護・過干渉な親に対しては、
少し手厳しい論調で書きました。



一方、今回の記事を
「育てられた子ども」側の立場ではなく、
「育てる親」側の立場で読まれた方もおられると思います。

その中には、
「私は過保護な親になってしまっている」 とか、
「俺は過干渉な親になりかけている」 とか、
そんなことを感じられた方もおられるかもしれませんね。

そんな場合、ご自分のことを責めないでくださいね。



お子さんのいらっしゃる方であれば、
子育てをする中で、
さまざまな心配や不安を感じられる場面が
当然、多々あると思います。

親は子どもを愛するからこそ、
子どもに関心を持つわけですし、

子どもに関心を持つからこそ、
子どものことで心配になったり不安になったりすることも
あるわけです。



そういった心配や不安が、
子どもの年齢に応じた「適度な保護」や、
子どもの年齢に応じた「適切な指導」につながっていけば
理想的なのですが、

その心配や不安があまりに大きくて、
自分で抱えきれないとき、

親はどうしても
「過保護」「過干渉」になってしまいがちです。



そんなとき、親は、
自分の等身大の姿をしっかり見つめ、
自分の弱さを受け入れて、

「今の私は、こんなにも心配で不安なんだな。
その心配や不安は、自分では抱えきれないくらい
大きなものなんだな」
と、自己受容するといいのです。

そして、その抱えきれない心配や不安が、
なるべく「過保護」や「過干渉」という形で出ないよう、
いろいろ対策を考えるといいのです。



くれぐれも、
親としてのご自分を責めないでくださいね。

僕たちは皆、
不完全な存在であり、
未熟な存在でもあります。

不完全であるということは、
成長途上でもあるということですし、

未熟であるということは、
これから成熟していけるということでもあります。



今の自分の不完全さ・未熟さに気づき、
それを受け入れることで、

僕たちは今の自分に合った課題を見つけることができ、
成長・成熟のプロセスを歩んでいけるのだと思います。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。





procoach at 12:13|PermalinkComments(0)clip!

2017年01月10日

人間関係の問題を解決するための根本的処方箋


おはようございます、野口嘉則です。



今回の記事では、

人間関係の問題を解決するための
根本的処方箋

というお話をしたいと思います。



人の悩みの大半は
人間関係の問題がからんでいる、

と、よく言われますよね。



アドラー博士も、

「人の悩みはすべて
対人関係(人間関係)の悩みに行きつく」

と言っています。



実際、僕たちは、
家族や周囲の人との人間関係が
うまくいっていないとき、

悩んだり、
落ち込んだり、
イライラしたりしますね。



逆に、僕たちは、

家族や周囲の人と
良好な関係を築けているとき、

心が満たされ、
幸せな気持ちになります。



では、
他者と良好な関係を築いていくためには、
何が大切なのでしょうか?

何がカギを握っているのでしょうか?
続きを読む

procoach at 09:11|PermalinkComments(0)clip!

2017年01月07日

幸せな人間関係を無理なく築いていく秘訣は、親との関係を内面的に再構築すること


明けましておめでとうございます。

今年があなたにとって
素晴らしい年になりますように!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、今年最初の、この記事では、

「幸せな人間関係を無理なく築いていくためには、
親との関係を内面的に再構築する必要がある」

というお話をしたいと思いますが、


その前に、お知らせがあります。

本日、
僕の渾身の新刊 『完全版 鏡の法則』 が、
発売されました!

『完全版 鏡の法則』
kanzenban










続きを読む

procoach at 08:48|PermalinkComments(0)clip!

2016年10月10日

現実に働きかけ、現実を変えていく力。グラウンディングする力。


おはようございます、野口嘉則です。

今回は、

現実に働きかけ、現実を変えていく力

についてお話しします。



その前に、
オンライン自己実現塾のご案内を
しておきますね。

お申し込み締め切り日は、
明後日(水曜)です。
http://bit.ly/2dIAZ8L



では、話をはじめましょう。



「人間力」という言葉がありますね。
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!

2016年10月07日

老いた錬金術師の驚くべき叡智


おはようございます、野口です。

こちらのページは、
もうご覧になりましたか?
 ⇒ http://bit.ly/2dIAZ8L



「自分の内なる可能性を最大限に発揮して、
真の自分らしさを体現すること」を
自己実現といいますが、

自己実現していくためには、
まず、人間としての土台づくりが必要です。

その土台づくり(自分づくり)を進めていくための
体系的かつ効果的なプログラムが
「オンライン自己実現塾」です。

ご一緒に学ぶお仲間を
来週の水曜日まで募集しております。



さて、今回も、
自分づくりや自己実現のお役に立つ
お話をしたいと思います。
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!

2016年10月06日

【発表】 野口嘉則が提案する新企画のお知らせです。


おはようございます、野口嘉則です。

先日から予告しておりました企画の
準備がようやく整い、

発表できる状態になりました!

こちらをご覧ください。
http://bit.ly/2dIAZ8L



この「オンライン自己実現塾」は、

幸せな人生を実現するための力を
基礎から養い、伸ばしていくための、

1年間のプログラムです。



学びの中心となるのは心理学ですが、

知識的な学びにとどまるのではなく、
人生に変化を起こす原動力として
体得していただけるような、

そんなカリキュラムになっています。



「充実した人生」
「悔いのない生き方」
「真の幸せ」を

リアルに実現していくための行動力の源泉として、
心理学を学んでいただきたく、

そのためのさまざまな創意工夫を
盛り込んでおります。



本日の朝8時に
お申し込み受付けを開始しました。
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!

2016年10月05日

最も手がたい願望実現法をお教えします。


おはようございます、野口嘉則です。

先日ちらっと予告した企画の方は、
今、順調に準備が進んでいますので、

明日(6日、木曜)の朝8時には、
予定どおり発表できそうです。

ご関心のある方は、
楽しみにしていてくださいね。



さて、今日は、
「最も手がたい願望実現法」
をお教えしたいと思います。



では、早速始めましょう。
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!

2016年10月03日

【自己実現の7原則】を確実に体得し、人生に変化を起こすために。


おはようございます、野口嘉則です。

ちらっとお知らせしておきたいのですが、

今週の木曜日(6日)に、
あることを発表できそうです。

今、その準備を進めており、
僕自身、とてもワクワクしています。

そのことについて少しお話ししますね。



僕は、9月の中旬から、
メールマガジンやFacebook、ブログを通して、

「自己実現のための7つの原則」
を記事にしてお伝えしました。

そして、この7つの原則については、
僕の予想をはるかに上回るほどの
大きな反響がありました。

僕のフェイスブックページでは、
たくさんの方がコメントを書きこんで下さったり、
シェアをして下さっていて、

多くの方が、自己実現や自分づくりに
積極的なご関心を持たれていることが、
ビシバシと伝わってきました(^^
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!

2016年10月01日

【自己実現の7原則】 いよいよ極意、第7の原則。意志の力に頼らないこと。


おはようございます、野口嘉則です。

今回は、
「自己実現のための7つの原則」
のうち、

いよいよ、極意といってもよい
第7の原則についてお話しします。



最初に、僕が
コーチングやカウンセリングを通して経験した
ことからお話ししますね。



これまで、
新たにクライアントさんになってくださった方に、
初回セッションの中でお話を伺ったとき、

「自分を変えることって、
気が遠くなるくらい難しい気がします」

とおっしゃった方がたくさんおられます。



なぜそう思われたのか、を伺ってみると、
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!

2016年09月29日

【自己実現の7原則】 第6の原則、人間関係を通して自分を確立する。レジリエンス。対人関係療法。


おはようございます、野口嘉則です。

今回は、
「自己実現のための7つの原則」
のうち、

第6の原則についてお話しします。



第6の原則は、

「人間関係を通して自分を確立する」

です。



今回の原則は、
すごくパワフルな原則です。

早速、話をはじめますね。



僕たちの“心のありよう”は、
僕たちがつくる“人間関係”に現れてきます。

つまり、僕たちの“内面の状態”が、
“人間関係という形で外に”現れてくる
わけです。



たとえば、
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!

2016年09月27日

【自己実現の7原則】 最も本質的なこと、人格主義、君子と小人


おはようございます、野口嘉則です。

先日より、
「自己実現のための7つの原則」
をお伝えしているわけですが、

今のところ、
第5の原則までお話ししましたね。



かなり早いペースでお伝えしていますので、
十分に整理・消化できていない方も
たくさんおられると思いますが、

無理もないことだと思います。



それぞれの原則は、
1つの原則に1〜2ヵ月ていどの時間を
かけて学ぶとよいものばかりです。



一方、今回の企画は、

「まず、どんな原則があるかをお伝えする」
ということを趣旨としています。
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!

2016年09月24日

【自己実現の7原則】 第5の原則、スキーマをゆるめる、スキーマ療法


おはようございます、野口嘉則です。

今回は、
「自己実現のための7つの原則」
のうち、

第5の原則についてお話しします。



第5の原則は、

「スキーマをゆるめる」

です。



では、話を始めましょう。



前回お伝えしたように、

同じ出来事に遭遇しても、
そのとき湧いてくる感情は
人それぞれ違います。

それはなぜかというと、
頭の中で考えること(=思考)が
人それぞれ違うからです。
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!

2016年09月22日

【自己実現の7原則】 第4の原則、思考を柔軟にする。認知行動療法と「認知の歪み」。


おはようございます、野口嘉則です。

今回は、
「自己実現のための7つの原則」
のうち、

第4の原則についてお話しします。



第4の原則は、

「思考を柔軟にする」

です。



これについてお話しするにあたって、

まず、次の場面を想像していただきたい
と思います。



ある朝、あなたは
ゴミを出すためにゴミ収集場所に行きます。
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(2)clip!

2016年09月20日

【自己実現の7原則】 第3の原則、感情とのつきあい方を学ぶ。マインドフルネスと心理療法を組み合わせた手法。


おはようございます、野口嘉則です。

今回は、
「自己実現のための7つの原則」
のうち、

第3の原則についてお話しします。



第3の原則は、

「感情とのつきあい方を学ぶ」

です。



では、はじめましょう。



味わいたくない感情って、
いろいろありますよね。

たとえば、
悲しみとか、不安とか、孤独感とか、
がっかりとか、残念とか、焦りとか・・・

これらの感情は、
できるなら味わいたくないですよね。



ですが、
これらの感情が湧いてきたときに、

その感情を受け容れ、
ちゃんと感じて味わうことができたら、

これらの感情は次第に和らいできます。
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(2)clip!

2016年09月17日

【自己実現の7原則】 第2の原則、心の器を育む


おはようございます、野口嘉則です。

今回は、
「自己実現のための7つの原則」
のうち、

第2の原則についてお話しします。



第2の原則は、

「心の器を育む」

です。



この第2の原則について
理解していただくために、

まず、
自己受容についての話から
始めたいと思います。



自己受容とは、
自分をあるがままに受け容れること、


別の言い方をするなら、
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(2)clip!

2016年09月15日

【自己実現の7原則】 第1の原則、心の安全基地を強化する


おはようございます、野口嘉則です。

今回は、
「自己実現のための7つの原則」
のうち、

第1の原則についてお話しします。



第1の原則は、

「心の安全基地を強化する」

です。



早速、本題に入りましょう。



人は、

心の中にしっかりした安全基地が
確立されていると、

基本的な安心感を持って
人生を生きていくことができます。



基本的な安心感とは、続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(2)clip!

2016年09月13日

「自己実現のための7つの原則」。どうやって僕は対人恐怖症を克服したか?


おはようございます、野口嘉則です。

先日予告しましたとおり、

今週から、2〜3日に1回のペースで、
「自己実現のための7つの原則」について
お伝えしていこうと思います。

今回は導入編です。



まずは、僕自身のことから
話を始めたいと思います。



僕はかつて、
対人恐怖症で悩みました。

当時の僕は、
対人緊張が激しく、

友達と満足にコミュニケーションを
交わすこともできませんでした。



その僕が、今は、

プロコーチとして、
また、心理カウンセラーとして、

様々な職業や年齢層のクライアントさんを、
コミュニケーションを通して
サポートしています。


友達とうまくコミュニケーションが取れず、
苦悩していた僕が、

今は専門家として、
コミュニケーションをベースにした仕事を
しているのです。

これは、続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!

2016年09月06日

自己実現を理解するには、シャドーについて理解すること


おはようございます、野口嘉則です。

先日、プレゼント企画として
お知らせしたとおり、

来週から、何本かの記事に分けて、

「自己実現のための7つの原則」を
お伝えしようと思っています。



その内容をあなたの人生の中で
しっかり役立てていただくために、

事前に、自己実現というものの本質を
理解しておいていただきたいと思います。

今回は、
そのあたりのことをお話ししますね。



僕がいう「自己実現」とは、

ユング心理学でいう「自己実現」のこと
なのですが、

それをひと言でいうならば、

「自分の内なる可能性を最大限に発揮し、
真の自分らしさを体現すること」

です。



しかし、これは
ずいぶん簡略化した説明です。

そこで、もう少し丁寧に説明しますね。
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!

2016年08月30日

【発表】 プレセント企画をお知らせします!


おはようございます、野口嘉則です。

この度、
プレゼント企画の発表をします。

こういった企画をするのは久々ですが、

喜んでくださる方が
きっとたくさんおられるだろうと、
勝手に推測して自己満足しています(笑)



その企画がどんなものかを
説明するに当たって、

最初に、僕の過去のエピソードを
少しだけお話ししたいと思います。



僕は、20代のころ、
大きな壁に突き当たったのですが、

その壁を突破して
人生に変化を起こすべく、

能力開発のセミナーや、
目標達成法のセミナーや、
成功法則のセミナーなど、

さまざまなタイプのセミナーを
受講しました。

自己啓発分野の本も
片っぱしから読んで実践しました。

自己啓発にお金を惜しまず投入し、
何年もかけて実践したのです。



しかし、それでも僕は、
自分の望むような変化を起こすことが
できませんでした。

僕の行動は空回りばかりしていて、
結果につながりませんでした。

「お金をつぎ込んでたくさんの学びをし、
自分なりに実践をしてきたけど、
自分は相変わらず同じ問題を抱えているし、
期待したような変化は起きないじゃないか」

そんなことを考えるようになり、
僕は行き詰まってしまいました。



ですが、その後、転機がありました。
続きを読む

procoach at 08:00|PermalinkComments(0)clip!